「ロマン・ポランスキー 初めての告白」の一場面(C)2011 ANAGRAM FILMS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

写真拡大

約2年ぶりの最新作「VENUS IN FUR(原題)」が、第66回カンヌ映画祭コンペティション部門で上映されるロマン・ポランスキー監督。ポランスキー自身が生い立ちから現在に至るまでを赤裸々に語ったドキュメンタリー「ロマン・ポランスキー 初めての告白」が6月1日公開、「水の中のナイフ」「ローズマリーの赤ちゃん」などキャリア初期の傑作4本が同時上映される。

1933年仏パリで生まれたポランスキーは、幼少期に移り住んだポーランドで第2次大戦を迎え、ユダヤ人ゲットーに収容される。母親をアウシュビッツで亡くしたが、ポランスキーは脱出し、その後映画大学に入学した。初期長編作で国際的な評価を獲得していくが、68年に妻で女優のシャロン・テイトが惨殺されるという悲劇に襲われ、70年代には児童わいせつの容疑で国外逃亡など数々のスキャンダルに見舞われながらも、多くの傑作を発表し続けている。

ポランスキーの長年のビジネスパートナーで友人のアンドリュー・ブラウンズバーグが聞き手を務め、09〜10年にスイスの自宅で軟禁されていた時期に撮影された。時に涙を浮かべながら、まるで映画のような波乱の人生を述懐するポランスキーの姿に、誰もが胸を打たれることだろう。

同時上映されるのは、長編デビュー作「水の中のナイフ」(62)、カトリーヌ・ドヌーブ主演の心理スリラー「反撥」(65)、フランソワーズ・ドルレアック主演の不条理劇「袋小路」(66)、ハリウッドで大ヒットを収めた「ローズマリーの赤ちゃん」(68)の4本。

「ロマン・ポランスキー 初めての告白」は6月1日、渋谷・シアターイメージフォーラムで公開。

■関連記事
ポランスキー監督「毛皮を着たヴィーナス」映画化にマチュー・アマルリック
ポランスキー淫行事件の被害女性が回想録を出版
ナスターシャ・キンスキーとポランスキー監督がカンヌで久々2ショット
ロマン・ポランスキー監督がドレフュス事件を映画化
ロマン・ポランスキー、晴れて自由の身に