さっぱりわからない英語での会話。かっこよくごまかす方法とは
日本人からしたらバカみたいなことでもリアクションしてあげれば、盛り上がっているような“場の空気感”だけは作れます。
『名前は何ていうの?』『マイケル』『おお、すばらしい〜!』って(笑)」
――でも、先手必勝を守っていても、相手が一方的にペラペラ話してきたら、どうすればいいでしょうか?
「そんなときは、『必殺! オウム返しの術』。相手の話の中で、聴きとれた単語をひとつだけでいいのでオウム返ししてみてください。
しかも相手も『自分の話に興味を持ってもらえた』と思ってサーフィンについて、もう少し多く話してくれます。そうやって繰り返していくと、相手が何を言っているか、大まかにわかってくるときがあるんです。
わからなかったら、そのときはそのとき。『あ、ごめんなさい、用事思い出した』っていう感じでその場を離れればOK(笑)」
――これは簡単にできそうです。
「それと、基本中の基本『“礼”を大切にする』ことを忘れずに。
日本は『言わずとも通じ合う文化』だから、あいさつとか、お礼とか、“すみません”って声をかけあうこととか、意外に抜けちゃったまま、海外でも同じことをやってしまうんです。
でも、とりあえずお店に入るときなど、堂々と『Hello』とか『Hi!』とか言ってみてください。このときもできれば先手必勝ですね。その方が風格あるように見えて、きっと彼女からも『この人、カッコいい』って思われますよ」
英会話といってもかしこまらず楽しむのが一番。若干、適当に感じるその場しのぎ術でも、楽しんでいるうちに本当に会話ができるようになるかもしれません。とりあえず、海外旅行の成功を祈ります。
(OFFICE-SANGA 平野智美)