左より八千草薫、檀れい、芦田愛菜、伊藤蘭。豪華な女優陣だ

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90歳から創作を始め、2010年に98歳で発表した初めての詩集「くじけないで」がベストセラーを記録し、2012年に亡くなった“101歳の詩人”故・柴田トヨさんの半生を、八千草薫主演で描いた映画『くじけないで』が今秋に公開される。

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監督は『60歳のラブレター』(09)や『神様のカルテ』(11)などヒューマンな感動作で定評のある深川栄洋。柴田トヨさんを主人公に、詩を書き始めたきっかけのエピソードや詩集の背景になった家族のドラマなどを、詩に込められた思いと共に丁寧に描き出す。

トヨ役は『舟を編む』(公開中)や『ディア・ドクター』(09)でも凛とした老女を好演した八千草薫。トヨに詩を書くことを勧めた息子・健一役は武田鉄矢が務めている。健一の妻・静子を伊藤蘭が演じる他、若い頃のトヨには檀れい、幼少時のトヨには芦田愛菜が扮する。八千草を含め、3つの世代を代表する女優が一人の女性を演じるというのも興味深い。さらに、トヨの夫・貞吉役で鈴木瑞穂、上条医師役で上地雄輔、トヨと心を通わせる登校拒否児の父親役でピエール瀧が共演する。

トヨさんは、第二詩集『百歳』も40万部を売り上げており、テレビなどでも多数取り上げられるなかで幅広い年代の支持を得て、息の長い人気を博している。高齢化社会が進むなか、彼女のポジティブな生き方は、どんな年齢でも新しいことを始められることを人々に教えてくれる。11月公開予定の本作も、多くの人に生きる勇気を与えてくれそうだ。【Movie Walker】