力士はまわしを洗わない!? 相撲にまつわる11の謎

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相撲は、テレビで年6回、合計90日も放送されています。ものすごく身近なはずなのに、相撲のことをあまり知らない方は多いですよね。そこで、ちゃんこ鍋料理店を経営している元力士に取材。相撲のうわさ話の真偽に迫ります。

Q1.力士は飛行機のシートベルトを利用することができるのでしょうか?

A1.大きい人用の延長シートベルトがあって、客室乗務員さんが持ってきてくれます。席が空いているときなどは、ほかの席に移ることもありますが、座席は基本的に1人分ですね。

Q2.まわしを洗わないというのは本当ですか?

A2.はい、洗いません。基本、干すだけです。幕下力士のまわしは1人1本で、擦り切れるまで、ずっと同じものを使います。大体1年くらいは同じものですね。『げんかつぎ』の意味もあります。

十両以上の力士は、オレンジや紫などカラフルなまわしも持っていますが、それは後援者からのプレゼントであることがほとんどです。1本70万〜100万円くらいするものなので、基本的に引退するまでずっと使います。

Q3.力士が食べるものはすべて「ちゃんこ」というの本当ですか?

A4.はい、本当です。『今日の”ちゃんこ”は何だ?』というように、食事と同義語で使います。たまにカレーライスなどの日もあるのですが、それもやはり『ちゃんこ』です。

また、ちゃんこ鍋には、みそ、しょう油、ポン酢など、味が違うことをはじめ、様々なバリエーションがあります。やっぱり、同じものを食べていると飽きるんですよね(笑)。

Q4.力士の名前は威厳がありますよね。四股名(しこな)は誰がつけるのですか?

A4.基本、師匠が付けます。本人と相談して付けることもあります。最近は、100人に1人くらいは、いわゆる”キラキラネーム”のような変わった名前も見かけるようになりましたね。

Q5.給与体系はどうなっているのですか?

A5.十両以上は、日本相撲協会からお給料が出ます。十両以下は、場所ごとに手当金のような形で支給されますが、おこづかい程度です。

Q6.相撲は太るとやはり有利なのですか? 意識して太っているのでしょうか?

A6.やはり、体重が重いと有利なので、みんな意識して太っています。とはいえ、相撲の強さは体重ではなく、運動神経の差だと思います。体脂肪率は個人差があるので何とも言えませんが、意外と少ないようです。

Q7.力士は運転してはいけないというのは本当なのですか?

A7.はい、NGです。けれども、太っているからではなく、事故を起こすと相撲がとれなくなるためです。

Q8.激しい練習でわき毛が擦り切れるので、わき毛の濃い力士は強くならないって本当ですか?

A8.いえ、聞いたことがありません。

Q9.力士は声がつぶれている方が多い印象があるのですが、稽古の影響なのですか?

A9.確かに、力士は声がつぶれている人が多いですよね。けれども、稽古の影響ではなく、太っているからだと思います。喉が強くてつぶれない人もいます。

Q10.やはり、相撲界は厳しいですか?

A10.どこの世界にもいえることかもしれませんが、成功するのはほんの一握り。100人に1人か2人程度です。野球やサッカーと同じように、そんなに甘い世界ではないです。

Q11.サラリーマンと力士の違いで感じることは何ですか?

A11.お金の感覚が違うかなと思います。サラリーマンは、割り勘が多いですよね。けれども、相撲界では割り勘はまずありません。兄弟子がすべて払うのです。自分も後輩と一緒に食事に行ったときは、すべて払っていました。

なるほど。思っていたとおりだったこと、意外だったことなど、いろいろでした。おかげで、テレビで相撲を見るのがもっと楽しくなりそうです。

(OFFICE-SANGA 臼村さおり)