価格帯別売買高なら「見えない壁」も透視できるじゃん!オイシックス(3182)やブロードリーフ(3673)、オークファン(3674)など上場ホヤホヤの銘柄だって楽々攻略! の巻

ローソク足に始まって、移動平均線、トレンドライン、フォーメーション、そして数々のオシレーター系指標にボリンジャーバンド。思えば遠くに来たもんだ〜。さすがにもうそろそろチャートのお勉強も終わりかな……と思ったら大間違いなんですと! シンプルだけど使い勝手のいい指標がまだまだ残っているそうな。今回からはそんな隠れた優良銘柄ならぬ優良指標のひとつ、価格帯別売買高を取り上げる。

<チャートの愚かモノの過去記事どぇーす>

無敵に思えるボリンジャーバンドにも弱点が! ディー・エヌ・エー(2432)で調べてみっか!の巻

カルビー(2229)を題材にボリンジャーバンドで効果的な利益確定トレードを確認するぜ!の巻

ユーグレナ(2931)は一服? アンリツ(6754)は好調持続? ボリンジャーバンドの「バンド」に注目すれば株価の明日が丸わかりだぜ!の巻

登場人物

福永博之さん

テクニカル分析の第一人者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。インベストラストが提供するアイチャートでもボリンジャーバンドが表示可能。多彩なチャートソフトになっている。

ハラダ

チャートの(チャートも)愚かモノ。株など投資関連の編集に携わって10数年だが損してばかり。ボリンジャー編も終わってもうそろそろ、ソロ活動か?と思いきや、まだまだ先生とのお勉強は続くみたい。ハラダ「やれやれ」 福永さん「それはこっちのセリフですよ!」

チャート情報が少ない新規上場銘柄はどうやって判断したらいい?

 ボリンジャーバンドもじっくりと学んだし、さすがの先生も、このオレさまに教えることはもう残っていないでしょ? 長い間ごくろうさん! これからガッポガッポを稼ぎまくって、ちゃんと授業料をお支払いしますからっ!

 そんな稼ぎはあてにしてませんが、とにかく、まだまだ学んでおいたほうがいいチャートの知識はたくさんありますよ。

 えーっ、マジかよ〜! ラスボス倒したと思ったのに、まだ出てくるのかよ〜! 少年〇〇〇〇のマンガみたい。

 (無視して)たとえば、この銘柄の場合、愚かモノさんだったらどう判断しますか? 買い? それとも?

 おろ? 25日移動平均線がチビッとしかねぇーじゃん。一応、ゴールデンクロスしてるけど、25日線が下向きだし、陰線連発でダメなんじゃねぇーの?

 これは今年3月12日に新規上場したオイシックス(3182)の4月30日までの推移を示したチャートです。上場して間もないので、まだ25日線がこれだけしか描けないんですよ。おっしゃるとおり、ちょっと強気にはなれない感じですよね。では、その後の推移も記したチャートを見てみしょう。

 おーっ、急伸して初値をあっさり上抜いて、上場来高値を大きく更新してるじゃーん。なんじゃこりゃーっ! こんなの、わかるわけないじゃーん!

 そんなときに役立つのがコレ、価格帯別売買高。過去に売買が成立した株数を価格帯ごとに集計したものです。横棒の棒グラフで示されるケースが多いようです。売買が集中したのがいずれの価格帯なのかが把握できますよ。

 おーっ、4月下旬に陰線連発しながらもみ合っていた価格帯の売買高が目立って多いじゃーん! まるで、オーバーハングの絶壁みたいじゃーん!

 珍しく、ナイスなたとえですね。そのとおり、売買した投資家が突出して多かったことから、この価格帯がなかなか抜けられない壁となって立ちはだかっていたわけです。でも、それを何度目かのトライで抜き去ると……。

 ひゃーっ、大陽線をつけて急騰してやがるぅー! 抵抗がなくなって、一気に噴き上がったって感じじゃーん!

 次に立ちはだかったのが初値の価格帯で、一時はこれも大きく上抜いたものの、結局は上下に長いヒゲを伸ばしたローソク足になって、終値ベースでは初値突破はかないませんでした。しかも、翌日は大陰線。ところが、さらにその翌日は大陽線を描いてあっさり初値水準を突破しました。これはまだまだ目が離せない状況が続きそうです。

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