疲れを取るのに有効な入浴方法

■血行をよくして、体の疲れを取る
疲れている場合、体が緊張してしまったり、冷えて血の巡りが悪くなっていたりすることで、体が重くだるく感じるもの。そんなときは湯船につかって、体をゆっくりとあたためるのがオススメです。このとき湯の温度は少しぬるめにしておくと脳内の副交感神経が刺激され、リラックス効果がアップします。入浴時間は10分ほどを目安に。
また、半身浴は心臓への負担を減らす効果があります。この場合はぬるめのお湯でつかり、時間は30分ほどを目安としましょう。
■入浴剤はどれくらい効果がある?
入浴剤は、含まれている成分によって効能が違います。「医薬部外品」と「化粧品」のどちらかに分かれていて、それにより成分が異なります。
医薬部外品は、あせも、しっしん、冷え、疲労回復、あかぎれ、水虫、腰痛などに効能があります。
化粧品は医薬部外品に含まれないもので、規制が厳しくないためバリエーションが豊富です。医薬部外品のような目立った効能はありませんが、安価で手に入りやすいのも特長。入浴で疲れを癒やす効果を高めたいときは医薬部外品、普段使いには化粧品がオススメです。エッセンシャルオイルを利用するのもいいでしょう。
■入浴時間が長くなりすぎると…
お風呂に何時間も入る人が増えていますが、入浴には非常に体力を使うため、長時間入り続けるとかえって疲れてしまいます。この方法を利用してダイエットを行うケースもありますが、無理は禁物。また、入浴は体から水分を奪ってしまうため、入浴時間に合わせてこまめな水分補給が必要です。
■冬場は脱衣所、部屋の温度差に注意
お風呂から上がった後、着替えるときに体が冷えてしまわないように、脱衣所をあたためておくと体への負担も少なくなります。急激な湯冷めには十分注意してください。