消費者にあまり知られていないビジネスに?お宝?あり

 アベノミクスによって急上昇した日経平均株価。外国人投資家や機関投資家などの?日本買い?は、危機的な状況にあった一部企業の株価すら押し上げた。この力強い日本買いの動きは、中型株・小型株にも及ぶと見ているのは、投資情報提供会社フィスコのリサーチレポーター・三井智映子氏だ。

「皆さんが知っている有名企業の株価は、大半がすでに上昇してしまっているので、下落リスクもある。でも、まだまだ個人投資家にはあまり知られていない有望なビジネスはたくさんあります。例えば、BtoBやシステム系など、個人消費をバックアップするような企業。株価は業績に比べてかなり割安で、IT業界の中でも今後の成長が特に見込めそうです」

◆海外で進んでいる信用ビジネスに注目◆

 その代表として三井氏が挙げたのがイー・ギャランティ。商取引や金融取引における信用リスクを保証し、それらを商品として組成・販売するというビジネスなどを展開している。

「昨年12月に東証1部に?鞍替え?したので、間もなく有名になってしまうでしょうが(笑)。信用ビジネスは、海外ではドイツで22%、フランスで12%の企業が行なっていますが、日本ではいまだに1%未満。複雑化する信用ビジネスの新たな担い手と言えます」

 あるいはCDSという会社は、携帯電話や複合機向けの技術マニュアル制作という?ドキュメンテーション事業?を手掛け、業界内で高い信頼を得ている。

「ビジネスモデルがわかりにくいためにとっつきにくい銘柄は、認知度が高まれば一気にブレイクすることがあります。まだよく知られていないうちに投資しておけば、大きなリターンが期待できるのではないでしょうか」

 ほかにも、楽天のシステムの受託開発やクラウドサービスを行なうテクマトリックス、中古自動車のオークション運営事業トップで増収増益が続くユー・エス・エスなども割安なままにあるという。

「さらに、利用した人もいるかもしれませんが、『ネットプライス』『セカイモン』『ブランディア』などのネット関連事業を展開するネットプライスドットコムは、黒字転換も果たし、株価上昇も近いのではないでしょうか」

 わかりにくいビジネスにこそ、?お宝?は眠っているというのだ。

表

※表の掲載は企業コード順。株価は2月4日時点のもの。

三井智映子

三井智映子
■フィスコ・リサーチレポーター

1982年北海道生まれ。消費者の目線で企業や経営者の取材を続け、株式や金融、経済などの情報を発信している。早稲田大学政治経済学部在学中より、女優としても活動中。