”インフレ”の予兆?--4月の「企業物価指数」、1年1カ月ぶりに脱マイナス

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日本銀行は14日、2013年4月の企業物価指数(速報値、2010年=100)を発表した。それによると、4月の国内企業物価指数は前年同月比0.0%増の101.4となり、2012年3月以来1年1カ月ぶりにマイナスを脱した。前月比では0.3%上昇し、5カ月連続でプラスとなった。

前年同月比で上昇幅が大きかった品目は、電力・都市ガス・水道で前年同月比6.4%の上昇。円安が進んで燃料費が高騰し、電気やガス料金などが値上がりしたことが影響したと考えられる。このほか、農林水産物が同4.0%増、食料品・飼料・たばこ・飲料が同0.6%増、製材・木製品が同6.0%増、非鉄金属が同4.4%増などとなった。

一方、低下した品目は、鉄鋼が前年同月比5.0%減、情報通信機器が同6.2%減、パルプ・紙・同製品が同2.9%減などとなった。

輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比1.2%減、円ベースでは同0.7%増、前年同月比では8.9%増。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比1.0%減、円ベースでは同1.3%増、前年同月比では9.5%増となった。

企業物価指数は、企業間で取引される商品全般に関する物価の変動を測定するもの。原則として、国内品は企業が出荷する段階の価格を、輸出(入)品は企業が輸出(入)する際の通関段階の価格を調べている。