三菱商事と千代田化工、モンゴル新ウランバートル国際空港の建設工事を受注

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三菱商事と千代田化工建設は13日、モンゴル民間航空局より、新ウランバートル国際空港の建設工事を約500億円で受注したと発表した。

同空港は、モンゴルの首都ウランバートル南西約50キロメートルの草原地帯に建設。ICAO(国際民間航空機関)の全基準を満たす仕様となり、2016年の開港を予定している。

工事範囲には、約300万立方メートルの土を動かす土工事、大型機が離発着できる3,600メートル級滑走路の建設、年間200万人の乗降客(小松空港の規模に相当)が利用可能な3万3,000平方メートルの旅客ターミナルビルの建設に加え、ITシステム、管制システムおよびハイドラント給油システムなど、国際空港として要求される空港特殊設備の供給が含まれている。

三菱商事によると、近年モンゴルは豊富な地下資源や畜産資源をもとに発展を続け、2011年には17.3%もの経済成長率を達成。海外からの渡航者も増加傾向にあるという。しかし、現在の首都空港であるチンギスハーン国際空港は、立地条件から離着陸が一方向に限られ、天候が悪化すると離着陸が制限される状態であるため、新空港の建設が急務となっていた。

新空港建設は、渡航者の受入拡大を実現するとともに、モンゴルの経済成長に大きく貢献する一大プロジェクトとして位置づけられているとのこと。モンゴル政府は、新空港建設に国家予算の10%超となる予算を充て、その大半を円借款で補う計画だ。

なお、工事期間は43カ月(約3年半)を予定しているが、冬季はまったく屋外工事が出来ないため、実質的な工事期間は28カ月(約2年半)と見込まれている。

三菱商事は、これまでフィリピン、インドネシア、ウズベキスタンなどで円借款を活用した空港建設を手掛けてきた。今後も、アジアを中心とする地域での関連ビジネスを積極的に進めていくとしている。

千代田化工建設は、成田国際空港、東京国際空港をはじめとする国内主要空港のハイドラント給油設備のほか、サウジアラビア王国リヤド国際空港ユーティリティー設備一式、同ダンマン国際空港ユーティリティー設備一式などに携わってきた。今後も、総合エンジニアリング企業として、空港をはじめとする交通関連インフラ事業への取り組みを行っていくとしている。