アダム・ランバート

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毎年ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの3都市で3日間に分けて開催されるGLAADメディア・アワードは、現地11日、サンフランシスコでの開催をもって第24回の授賞式のすべての日程を終えた。

LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーなどのセクシャルマイノリティ)の理解と地位向上に貢献したメディアや人物、作品を表彰する同アワード。サンフランシスコでの授賞式では、アートやジャーナリズムなどの分野で目覚ましい活躍をした人々や団体に各賞が授与されたが、中でも『アメリカン・アイドル』シーズン8で準優勝したアダム・ランバートが、最優秀音楽アーティスト賞とデイヴィッドソン/ヴァレンティーニ賞を獲得した。デイヴィッドソン/ヴァレンティーニ賞は、LGBTの平等の権利を広く知らしめるのに大きな役割を担ったとして栄誉を称えられる特別賞だ。

授賞式でアダムは、エンターテインメント性に富んだ見事なスピーチを披露した。まず、「『アメアイ』でもう少しのところで優勝しそこねて、僕は有名になったし、ゲイとしても知られるようになった」と始めると、「ある人はこうすべきだ、またある人はもっとこうしろ、レコード会社はこうだ、ファンはこうだ、家族はこうしてほしい、LGBTでも黙れという人たちもいれば、もっと声を大にして訴えてほしいって人もいる。保守的な人、リベラルな人...」と軽快なリズムでまくしたてた。そして次の瞬間、おもむろに、「Whataya Want From Me(僕にどうしろってんだ)!」と、まるで歌のサビの一節のように鋭い美声を響かせたのだ。場内は拍手喝さい! アダムは続けて、今の時代は多様な考えがあって何事も必ずしも白黒と決められるわけではないと語りかけると、「僕たちができることは、それぞれが認められるよう、現実にメッセージを発信し続けること。もし、身の回りでたった一人でも理解する人が増えれば、時にどうしようもない煽りをするメディアだって客観視できるようになる」と訴えた。

堂々たるスピーチに変わらぬパンチの利いた美声をも響かせ、瞬く間に場内を魅了したアダム。今後も音楽界のみならず多様性を象徴する存在として、多方面で活躍を見せてくれるだろう。(海外ドラマNAVI)



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