4割近くが転職経験アリ。転職を考えたのは、こんな時!

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入社した会社で定年まで勤め上げる終身雇用が当たり前ではなくなり、大卒新入社員の3人に1人が3年以内に離職すると言われている時代。長引く不況で労働環境が厳しくなっているからこそ、今の会社、仕事のままで本当にいいのか悩むこともありますよね。そこで今回は、これまでフレッシャーズ報道ではあまり触れてこなかった「転職」について、実態はどうなのかを探るべく、マイナビニュース会員500人に聞いてみました。

Q.あなたは転職をしたことがありますか?
ある......37.2%
ない......62.8%

Q.現在、転職を考えていますか?
はい......30.8%
いいえ......69.2%

転職の経験がある人は約4割にも上り、3人に1人は「現在、転職を考えている」と回答しました。クロス集計したところ、まだ1度も転職していない人、つまり最初に入社した会社で働き続けている人でも、やはり27.4%が「現在、転職を考えている」という結果に。最初に入社した会社で働き続けていて、現在、転職を考えていない人は、500人中228人と、半数を下回っていました。

さらに、転職経験者には、こんなことも聞いてみました。

Q.何回転職しましたか?
1回......46.8%
2回......21.0%
3回......14.0%
4回......8.1%
5回......4.8%
6回以上......5.3%

Q.最初の職場ではどのくらい働きましたか?
1年未満......25.8%
1〜2年......23.7%
2〜3年......16.1%
3〜4年......12.4%
4〜5年......6.5%
5〜6年......4.8%
6〜7年......1.1%
7〜8年......3.8%
8〜9年......2.1%
10年以上......3.7%

転職回数は、「1回」の人が約半数でしたが、転職経験者の3人に1人は3回以上転職を繰り返していました。中には「6回以上」という人もいて、びっくり。
また、転職経験者の約半数が、最初の会社に入社して2年以内で転職しており、早い段階で決断していることが分かりました。さらに、「2社目」「3社目」「4社目」「5社目」でどれくらい働いたのかを聞いたところ、それぞれの経験者の半数以上がやはり「1年未満」「1〜2年」で、また転職していました。

厚生労働省の調査によると、2009年に大学を卒業した新入社員の入社3年目までの離職率は28.8%、同年の高卒新入社員の入社3年目までの離職率は35.7%となっています。終身雇用制が当たり前だった時代の世代からすれば、「我慢が足りない」と映るかもしれませんが、契約期間がある派遣や非正規雇用も増えており、会社の側にも人を育てる余裕がなかったり、長時間労働が常態化したりといった問題があるなど、労働環境の悪化が原因なのかもしれません。そこで、こんな質問。

Q.今までに転職を考えたのはどんな時ですか?(複数回答可)
会社の人間関係がうまくいかない時......29.6%
仕事がうまくいかない時......26.2%
仕事がつまらないと感じてしまった時......24.6%
仕事に対して給料が少ないと感じた時......22.8%
もっと充実した仕事ができる求人を見つけた時......14.6%
もっと条件の良い求人を見つけた時......13.6%
引っ越しや結婚などで環境が変わった時......8.6%
転職を考えたことはない......22.2%
そのほか(自由回答)......6.4%

2割の人は「転職を考えたことはない」と今の会社や仕事にやりがいを感じている様子でしたが、多くの社会人は人間関係や仕事に行き詰ったとき、仕事に見合う報酬を得ていないと感じるときに転職を考えたようです。また、ネットなどで転職情報を気軽に見ることができるだけに、今より充実した仕事ができそうだったり、良い条件だったりする求人に出合うと心が動いてしまう気持ち、分かります。自由回答では、「転職エージェントから連絡があった時」とヘッドハンティングに遭遇した人や、「ステップアップ」「ほかにやりたい仕事がある」と前向きな転職を考えている人はもちろんいましたが、「会社の将来に不安を感じた時」「会社が倒産した時」「体力が尽きてきた時」「契約満了」などの切実な理由も見られました。

転職を考える理由は人それぞれですが、転職するにしても残るにしても、後悔しない選択をしていきたいものですね。

文●木下洋子(エフスタイル)
調査期間:2013年4月12日〜13日
アンケート対象:マイナビニュース会員
集計対象数:500人(インターネットログイン式アンケート)