カミングアウトしてよかったと語るザカリー・クイント

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 映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でスポックを演じているザカリー・クイントが、ゲイであることをカミングアウトして以来、仕事は大忙しだと語った。

 ジョナサン・ロスのチャットショーに出演したザカリーは、ゲイだと公表してから仕事は増える一方だと語り、俳優としてはプラスの効果があったとコメント。しかし、カミングアウトした一番の理由は、自分の経験を若い人たちに知ってもらいたかったからだという。

 2年前、ニューヨークがAIDS危機に陥っていた時代を描いたオフブロードウェイの舞台「エンジェルス・イン・アメリカ」に出演したザカリーは、舞台に出演していたときにアメリカでティーンの自殺が相次いだことがカミングアウトのきっかけになったと語る。

 「僕のこれまでの経験、今いる場所、僕に与えられてきた機会などを若い人たちに見せてあげられる立場にいることに気付いたんだ。どんな人間にも制約はないこと、潮流が変化している時代に生きていることを認識してほしかった」と言う。

 幸運なことに仕事には困っていないザカリーだが、自分がゲイであることを問題視する人とはそもそも仕事はしたくないと語る。

 「僕の性的指向を理由に仕事を一緒にしたくないというなら、僕だって彼らとは仕事をしたくない。そういう状況があったとしても、ゲイであることによって制約されているとは思わないよ」と言っている。(BANG Media International)