亀梨が演じた33人の俺!
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 KAT-TUN亀梨和也が33役にも挑戦している単独初主演映画『俺俺』について、その裏話を語った。「最初に話を聞いたときは意味がわからなかったです。俺が増えていって、全部、俺が演じる? それは大変なことになっているなって思いました(笑)」。

 なりゆきでオレオレ詐欺をしたことをきっかけに、郊外に住む普通の青年・均が自分そっくりのクールなサラリーマン・大樹、チャラ男の大学生・ナオと出会い、33人もの自分が増殖していくという奇抜なストーリー。監督は独特な世界観で知られる三木聡が担当した。

 「冷静に考えたらできないと思ったかもしれないけれど、不思議とそうは思いませんでした。来た球は全部、キャッチして返したい。三木監督の脳内プレーヤーになってやろうと。監督が頭の中で描いている画(え)を具現化することに集中しました」と役者魂を見せた亀梨。

 メインの均、大樹、ナオの3役は撮影前に緻密な稽古を重ねて役をつくっていったが、他の30役には亀梨の長所である瞬発力が生きた。衣装を着替える5、6分の間に自身でスイッチを切り替え、それぞれの役になり切っていったという。「プロデューサーが人間・亀梨和也の特性を理解してくれて、この作品を与えてくれたのだと思います。結構普段から、着る服や行く場所で気分がコロコロ変わるタイプなので」。

 劇中ではオタク大学生から全身入れ墨男、さらに巨乳美女や赤ちゃんにまでふんし、これまでに見せたことのない亀梨和也を次々と披露するが、「プライベートで友達とふざけて変顔をすることはありますが、今回はあえてカメラの前でやっています。『俺は今、何をやっているんだろう?』とわれに返ることもありました」と笑みをこぼす。

 「撮影の後にKAT-TUNとしてカッコつけて歌うことにギャップを感じたりもしました。でも、今だからこそやれた作品なんです。自分の中で『映画 妖怪人間ベム』で俳優の仕事に一区切りついたのが大きいですね。『俺俺』はまさに新しいスタートなんです」。三木組を体験し、33役をこなして俳優として大きく成長した亀梨。「今はもう怖いものがないですね。どんな俺も見てほしい。どんな俺でも闘えますから!」と自信たっぷりだ。(取材・文:高山亜紀)

映画『俺俺』は5月25日より全国公開