両親を殺された高校生・紅子は人間と仏像が融合したかのような仏像人間と遭遇する

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狂気、悪夢、奇々怪々。そんなキーワードと共に不気味なビジュアルが話題となり、公開前からじわじわと噂を呼んでいる作品がある。それが5月18日(土)より公開されるアニメーション映画『燃える仏像人間』だ。

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両親を惨殺された一人の少女を主人公に、謎の仏像盗難事件や、人間と仏像が融合した怪奇生命体などが描かれる。これだけで既に異様な作品であることがわかるが、本作には、さらに一般的なアニメーション作品とはひと味もふた味も違う点がある。というのも、切り絵を背景の上で動かす劇メーションの手法が用いられているのだ。同じく劇メーションを用いた作品といえば、1976年のテレビアニメ「妖怪伝 猫目小僧」などが有名だが、本作はそれを超えるほどの圧倒的な画力と演出によって、歪で怪奇な異空間を登場させることに成功している。

また、人気声優の井口裕香が主演を務め、実写パートにも出演している他、『天空の城ラピュタ』(86)のムスカ役で有名な寺田農が、久々の声優に挑戦しているなど、アニメファンにはたまらない配役も見どころの一つだ。それに加え、作品全編に特撮ドラマ「怪奇大作戦」風のテイストが散りばめられていたり、「新世紀エヴァンゲリオン」のアスカの物真似でお馴染みの桜 稲垣早希が主題歌を務めていたりと、とにかく話題満載となっている。

切り絵を動かすだけという、ある意味では最も原始的なアニメとして作られた本作。奇妙だが、どこか懐かしくもある異空間に、一度のめり込んでみてはいかがだろうか。【トライワークス】