米ディズニーが商標化を断念したメキシコの祝日「死者の日」写真:AP/アフロ

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米ウォルト・ディズニーが、メキシコの祝日である「死者の日」の商標化を断念したとロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

ディズニー傘下のピクサーでは、現在「死者の日」にインスパイアされた映画企画が進行中で、仮タイトルは「死者の日」を意味するスペイン語の「Dia de los Muertos」となっていた。映画の公開に備え、ディズニーは米国特許商標庁に「Dia de los Muertos」の商標を申請。玩具やシリアル、ジュエリーといった関連商品の発売に備えた措置だが、メキシコをはじめとするラテンアメリカで伝統的な祝日の名称を独占しようという動きに、インターネットで反対運動が勃発。change.orgでは署名運動が巻き起こり、1万9500人の署名が集まった。

運動を指揮したグレース・セスマ氏は、「われわれのスピリチュアルな伝統はみんなものであり、ウォルト・ディズニー社のような企業が商標化して、搾取するものではない」と説明している。こうした反対運動を受け、ディズニーは商標獲得を断念。タイトル変更を余儀なくされたという。

ディズニーが商標化をめぐって批判を浴びたのは今回が初めてではない。2011年、オサマ・ビン・ラディン殺害が行われた1週間以内に、作戦を実行したアメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズの「Sealチーム6」の商標化を試みた。しかし、ネイビーシーズル側が商標を申請したため、辞退した経緯がある。

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