TBS「ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(11日放送分)では、元巨人軍のエースで、1994年5月18日の広島カープ戦で完全試合を達成している、野球解説者・槙原寛己氏が出演した。

槙原氏は自身の現役生活について、ある告白を行った。それは、「(プロ生活20年間ずっと)キャッチャーのサインが見えていませんでした」というもの。槙原氏は「コンタクトを付けても、(視力は)0.5くらいにしかならないので夜になると見えないんですよ」と続けた。

さらに「キャッチャーは全く俺のことを信じてなかったです」という槙原氏。94年の完全試合については「先発の前々日が福岡だったんで、1年に1回しか行かないんで、ちょっと夜飲みに行って、門限破ったってことがバレて、罰金と外出禁止を言われていたんですよ。で、あの試合でいいピッチングしたら外出禁止を解いてやるって言われて」と、“外出禁止の撤回”をモチベーションに臨んでいたことを明かすと、その話題は巨人軍の寮について――。

槙原氏は「よみうりランドに寮があったんですけども、一時期あまりにも沢山悪いヤツが夜になると(寮から)出ていくんですよ。最終的には、あまりに出過ぎるんで、有刺鉄線を非常階段に」と話し、「そういう時でも抜けだすんですよ。桑田だってあんな真面目だけど、結構抜けだしてましたからね。桑田は有刺鉄線を破るタイプじゃなくて、違う扉を探すタイプ」と続け、他の出演者たちを笑わせた。

そんな巨人軍の寮に張り巡らされた有刺鉄線について、槙原氏は「有刺鉄線をあまりに危ないと文句言ってたら、一時期、急になくなったんですよ。有刺鉄線を巻かれる原因を作ったヤツが、消防署に電話して“有刺鉄線が張られているから巨人軍は火事があったら大変だ”って。水野(雄仁)」と明かした。