「株は怖い」というイメージがある人も少なくない。そんな人に、おすすめなのが株主優待つきの株だ。株主優待でもらえるものは、食品や化粧品などの物品から、クーポン・金券までそのジャンルはさまざま。

 優待狙いで株を買う場合、まずは何を基準に選べばいいのだろうか。経済アナリストの森永卓郎さんはこうアドバイスする。

「近所にない外食店の食事券をもらってもしょうがない。優待商品のお得度に左右されるのではなく、自分がよく使うお店やサービスから選ぶのがいちばんいい方法です。食事や買い物クーポンなどの優待には、ほとんど有効期限がありますから、期間内に使い切れるかどうか、よく確認を」

 どの株を買うか狙いを定めたら、株価がこの1年間でどんな値動きをしているかチェックしよう。スーパーで特売品を底値買いするように、株も割安な時期に買っておきたい。

「株主優待つきの株を安く買うには、“権利確定日”を見極めることが重要です。権利確定日とは、株主優待がもらえる権利が確定する日のことです。権利が確定する前の1か月間は、優待狙いの駆け込み買いが増えるので、株価は上がる傾向にあります。つまり、この時期に購入すると、“高値づかみ”しやすくなります。株主優待狙いなら、できれば権利確定日の2〜3か月前に買っておきたいですね」(ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さん)

 企業は、2〜3月と9〜10月に権利確定日を設定しているケースが多い。つまり、5月に口座を開設し、6月に買うならちょうどいいタイミングとなる。

 また、企業の経営状態、業績がよいかどうかを見るということも大切だ。専門知識のない初心者は、どうチェックすればよいのだろうか。

「その企業のサイトを見ると、“IR”と書かれているページがあります。これは“インベスター(投資家)・リレーションズ(情報)”の略で、投資する人のための情報が載っています。こうした情報のなかには、“当期純利益”というものが必ず書いてあります。これは、会社がどのぐらい利益をあげているかを示しているもので、“増収・増益”になっていればとりあえず安心。来期の予測も出ていますから、参考にしやすいと思います」(FPウーマン代表の大竹のり子)

※女性セブン2013年5月23日号