理系のための恋愛論 (478) 女の子からのアイサツ、ちゃんと返していますか?

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こんにちは、おはようございます、おつかれさまでしたと、女の子からアイサツされたとき、即座に、「おつかれさま」「おはよう」「こんにちは」とアイサツを返せればいいのですが、それがすんなりうまくはいかないのだ……という男子。けっこう多いものです。

日常的に、だれとでもコミュニケーションを上手にとっている女の子からすると、「なんでー、ただポンとアイサツしてくれればいいだけじゃなーい」と言いたいところです。が、その「ただポンとアイサツを返せば」がすんなりいかないという男子にも言い分があるのだと思います。たとえば、

周囲に自分以外にお互いの共通の知り合いがたくさんいたため、彼女のアイサツが自分に向けられたものなのかどうかわからない。自分に向けられたアイサツではなく、イケメンの先輩男子(同僚でも同級生でも後輩でもいいけれど)にアイサツしているのかもしれないのに、それに自分がこたえてしまったら「え、違うんですけど」と思われてしまうのは非常に恥ずかしい。というわけなので、自分は黙っておいて誰かが返事をするのを待ってみよう。とか、

あ、アイサツされた。周りに人は誰もいない。しかし、彼女と自分は本当に顔見知り程度の間柄で、2人きりなんて状況は今がはじめてといってもいい。と考えているうちに数秒経過。どうしよう、さわやかにアイサツし返すタイミングはとうに過ぎてしまった。あああ、本当はきちんと目をみてアイサツするべきだったのだが、もう手遅れ。仕事に(勉強でもいいけれど)集中しすぎていて、彼女のアイサツに気付くのが遅れたふうを装って、ぶっきらぼうに会釈するのが精一杯だった。

とにかく、どのような状況でも女の人に笑顔でさわやかにアイサツを返すなんて、そんなことは人見知りでシャイで女の子慣れしていない自分には簡単にできることではないと思う。

このように。さまざまな理由はあるかもしれませんが、できればアイサツは返しておきたいものですし、女の子からなんらかのアクションがあったとき、とっさにリアクションが取れたほうが、何もできないよりはまし……なはずです。

とはいえ、気持ちを切り替えて、今度からは女の子にアイサツされたらさわやかに返事をしよう……だなんて決心してみてもすぐに実行できるかわからない部分もあります。というのも、そもそもスナオに女の子にリアクションが取れないのは、心の奥底に、「そのことばは自分に向けられたものではないのかもしれない」といった、繊細というか心配性というか考えすぎといえば考えすぎな自分がいるから。まずは、その考えすぎてしまう自分をどうにかせずに、いきなり女の子にさわやかなアイサツをする男子になるのはなかなか難しいと思います。

では、女の子の立場になって考えてみましょう。職場で学校で、バイト先で、飲み会の場で、周囲に知り合いが複数いる状況で、「こんにちは」と女の子がアイサツをする。このアイサツはどう考えても、その場にいるみんなに向けられたアイサツといって間違いありません。ですから、こういったときは、その場にい合わせた人が全員、おのおの、「こんにちは」とアイサツするとか手を振るとか会釈とか笑顔で返すとか、なんらかのかたちでアイサツしていいのです。

女の子は、その場に居合わせた人の中でアイサツが返ってこなかった相手に瞬時に気付いて「あ、またムシされてしまった」と記憶に刻むというフシギな能力をもっています。ですから、あまりにもアイサツを返さないでいると「嫌われてるのかも」「ムシされるようなことしてしまったかな」「なんなの、あの人感じ悪い」「むきゃー、またスルーされたぁ」と怒ったり悩んでしまう女の子も出てきてしまうわけなのです。