極寒もツィイー湯気立つ熱演、王家衛最新作で美しき“闘う女”。

写真拡大

ウォン・カーウァイ監督が構想17年にも及ぶ年月を費やした最新作「グランド・マスター」。本作では、アジアから世界のトップスターに上りつめたトニー・レオンとチャン・ツィイー、さらに彼らをも威圧する鋭利な存在感を放つチャン・チェンが、4年間ものトレーニングに身も心も捧げ、本格的な武術を披露していることでも話題を呼んでいる。

そんな3人の中から、このたび、ツィイーの最新画像が公開された。カーウァイ監督らしい見事な色彩美かつ幻想的な写真で、ツィイー演じる“闘う女の美しさ”が表れた一枚だ。

これまでも「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョボビッチ、「ニキータ」のマギー・Q、「トゥームレイダー」のアンジェリーナ・ジョリーなど、数々のアクションヒロインを演じてきたハリウッドスターたちは、過酷なトレーニングを積み、スタントなしで自らアクションシーンを演じてきた。だからこその、スクリーンを通じて伝わる“闘う女の美しさ”がある。

本作でツィイーは、野望に目の眩んだ一番弟子に父を殺され、復讐心に燃えるルオメイを演じる。北の八卦掌のグランド・マスターである父を持つ彼女は、奥義六十四手をただ一人受け継ぐ者。父の一番弟子との戦闘シーンは、実際の駅舎を模したオープンセットで3か月間、毎晩気温マイナス30度のなか撮影が行われた。コートを脱ぐと体から湯気が上がるほど最も過酷な撮影をこなしたというから驚きだ。

さらに、カーウァイ監督からの要求は、武術家のまねではなく心。一人の女性として武術がどういうものか、その強い信念を学び、見事演じきった。

女としての幸せを捨ててまでグランド・マスターとしての宿命を全うする美しき闘う女、チャン・ツィイーに注目だ。


「グランド・マスター」は5月31日(金)より、TOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー。