吉野家の牛丼を食べた川越達也シェフ

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吉野家の牛丼は本当に"うまく"なったのか――それを検証するため吉野家(東京・北区)は川越達也シェフに牛丼の試食を依頼し、食材から"うまさ"の秘訣を検証してもらった。

吉野家では2013年2月の「米国産牛肉の輸入条件緩和」で、牛丼にもっとも適した牛肉の調達が可能になったとして、4月18日から価格を2004年の牛丼一時販売休止時の280円(並盛)に戻して「うまくなった」牛丼を販売している。

「僕も料理人として、国民食になるような料理を作り上げてみたい」

料理に対して辛口な批評をすることもある川越シェフだが、今回牛丼を試食すると、「うーん、うまい!さすが吉野家だよね。肉のうま味と脂身のバランスが絶妙でたまらない!」とうなった。さらに、「もちろんそのまま食べておいしいんだけど、紅生姜や玉子をかけたり個人の好みが活かせる、上品な味だから、飽きずにまた食べたくなるんだよね。まさに国民食だと思います」と、川越スマイルでご満悦の様子。「僕も料理人として、国民食になるような料理を作り上げてみたいんです。この味・クオリティを280円で提供しているなんて、企業努力の賜物ですよね」とも語った。

また、今回の輸入条件緩和で使用可能になった月齢緩和後の牛肉を見て、「やはり見た目から違いますね。赤身に適度に脂身が入って、バランスが取れたお肉ですね」と感心した様子だった。「これを大量に煮込むことで、肉の旨味と脂身が調味料になって、更に味を良くしていますよね」と分析し、「圧倒的な量で調理しないと吉野家のこの味は出せないから、家庭では再現するのがとても難しいと思います。最強の牛丼と言うより、むしろ最強のレシピですね」と吉野家牛丼の味に納得していた。

吉野家の牛丼をよく食べるという川越シェフに好みの食べ方をたずねると、「僕は、基本的につゆは少なめで注文をします。つゆが少なめな方が、お肉の味の良さも分かるし、何よりご飯をしっかり味わえます。吉野家さんのご飯はおいしいですよね」と「川越流」の牛丼の楽しみ方を明かした。