「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」ポスター

写真拡大

ベルリン国際映画祭出品作にもかかわらず、現代の韓国社会や政治を皮肉った内容で、韓国で上映禁止になった問題作「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」の日本公開が決定し、このほど予告編が公開された。

第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品である本作は、兄のキム・ゴックとともに韓国インディペンデント映画界においてスター監督としての地位を確立しているキム・スン監督が、イ・ミョンバク前大統領が父という設定で、韓国警察のマスコットキャラクターのポドリ君を主役に据え、父の愛を求めようと秩序を旗印に破壊を尽くすポドリ君の姿を、ヤン・シュバンクマイエルやクエイ兄弟から影響を受けた、実写とストップモーションアニメを融合したスタイルで描く。

予告編では、イ前大統領のニックネームでもあり、秩序を乱す不衛生な害獣の象徴であるネズミの駆除をポドリ君が行う姿、行く手を阻む暴徒たちを放水銃で鎮圧する姿などがコミカルに展開され、かわいらしいポドリ君の行動の裏に込められた強烈な風刺・パロディ精神を垣間見ることができる。

「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」は6月29日からシアター・イメージフォーラムで公開。

■関連記事
【予告編】「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」
中国で上映禁止の「無言歌」日本公開決定 ワン・ビン監督が来日
上映禁止処分を受けた、A・カリーナ主演の宗教問題作が再映画化
映画史上もっとも物議を醸した映画50本
「ムカデ人間」続編、ヨーロッパに続き日本でも上映禁止か?