インテルは8日のセリエA第36節で、ラツィオにホームで1−3と敗れた。今季15敗目を喫したインテルは、ヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性がなくなっている。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は試合後、次のように話した。

「これでコメントするのは簡単じゃない。(ウラジミール・)ペトコビッチ(ラツィオ監督)も試合後、インテルはこの黒星に値しなかったと言っていた。今夜の我々は、めったにない出来事を目にしたんだ。緊急事態にあるのに、ジョナタンが肩を負傷した。それからPK失敗、(オゲニー・)オナジのとんでもないシュート…。我々はDFが本職ではなく、1994年生まれの若手である(マルコ・)ベナッシと(シモーネ・)パサをディフェンスラインで使わなければいけなかった」

「サッカーの面で言えば、インテルは大きく前進したよ。ナポリ戦もそうだったが、我々は90分間良いプレーをした。だが…。補強? それはクラブが考えるべきことだ。インテルのユニフォームを着ている者は、ピッチで全力を尽くしてきた。サポーターは試合後、選手たちに拍手を送り、たたえてくれたよ。良いことがたくさんあった。そこから再出発しなければいけない。こういうプレーを続けていれば、遅かれ早かれ運はめぐってくるはずだ」

PKを失敗したMFリカルド・アルバレスについて、ストラマッチョーニ監督はこう述べている。

「彼は素晴らしい試合をしていた。もっと偉大な選手たちにだって、PKを失敗することはある。蹴る瞬間に滑ってしまうこともね。(ミスで失点を許したGKサミル・)ハンダノビッチは…ミスは仕方ないさ。でも、ボールは3選手に当たってゴールに入ったんだ。信じられないよ。来季は多くのことが変わらなければいけない。我々にはリベンジへの強い意欲がある。会長への批判? 彼は真っ先に全力を尽くしている。気持ちを込めているんだ」