『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』で主演を務める大泉洋

写真拡大

北海道在住の作家・東直己による人気探偵小説を、大泉洋主演で映画化した人気シリーズの第2弾『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(5月11日公開)。ススキノを舞台にした本作では、友人のオカマの殺人事件を機に、政界や裏社会の陰謀劇が繰り広げられる。気合十分に続投した探偵役の大泉洋にインタビューし、相棒役の松田龍平や、ヒロインを務めた尾野真千子について話を聞いた。

【写真を見る】ヒロインを務めた尾野真千子について語った

大泉扮する女好きの探偵と、松田龍平扮する飄々とした武闘派・高田との凸凹コンビが最高な本作。「前回以上に、探偵と高田が一緒にいるシーンが増えています。松田くんとは1をやった後だから、お互いの信頼関係もぐっと増していました。高田はそんなにセリフがないけど、動いてなくてはいけなくて。松田くんは、セリフや行動で、何かをぽんと出すんですが、そこがよりいっそう面白くなっています。松田くんも自由にやっていて、何をしても、僕が必ず応えるだろうという信頼感を持ってくれていて。僕も、彼がやってくることは間違いなく面白いと思っているし、実際にすごく高田らしくて。それをどう受ければ良いのかってことで、ドキドキするんですけど、自分もスタッフも、みんなでそれを楽しんでいる現場でした」。

毎回、ヒロインにもスポットが当たる本シリーズ。「今度のヒロインは誰が良いですか?と聞かれるんですけど、それは僕が言うことではない。ただ、毎回、楽しみにしています。前回は小雪さん、今回は尾野真千子さんで、全然キャラクターも違っていたので」。尾野については「テレビドラマ『カーネーション』のような、ちゃきちゃきの関西弁でまくしたるようなイメージのヒロインでした。でも、バイオリンを持つと、本当に美しかったです」と絶賛する。

尾野が扮するのは、探偵の依頼人である美人バイオリニスト河島弓子役だ。「バイオリンを弾きながら泣くシーンもあるんです。僕は、近くで撮影を見ていたんですが、本当に緊張感がありました。彼女はバイオリニストの役だから、プロが見た時、指がでたらめだと思われたくないってことで、バイオリンも練習していました。バイオリンも間違えずに弾きながら、涙を流すという、本当に難しいシーンだったと思います。しかも長回しで、カメラがレールでじーっとゆっくり近付いて1カットのシーンでした。実際、なかなか上手くいかなくて、何テークも撮るんだけど、見ていて『もう、止めてあげて!』って感じでした。でも、そこは監督も譲らないし、彼女も最後には演じ切って。すごいシーンでした」。

最初から最後まで、サスペンスフルな展開に心躍る本作。アクションのスケールも見せ場もふんだんにある快作となった。気が早いが、『探偵』シリーズは、パート3以降も視野に入れているのだろうか?「僕は始めたことを終わらせたくない人。ずっと続けていたい人なんです。バラエティだと、10年超えでやっているものも多くあるんですが、映画やドラマはそうじゃない。1、2ヶ月やったらお別れで、すごく寂しいんです。だから、こうやってシリーズでまた集まれることはすごく嬉しくて。松田くんと、1年半に1回くらい会って、みっちり一緒にいられることも楽しみの一つです。大好きな仲間と楽しい仕事が続けられるのはとても幸せなことですね」。

大泉洋や松田龍平らレギュラー陣と、尾野真千子、渡部篤郎、ゴリという豪華ゲスト陣が、きらめく個性をぶつけ合った『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』。今回も予測不可能なストーリーテリングと、胸にぐっと来るクライマックスにうなる快作となった。【取材・文/山崎伸子】