仲和成さん 1965年、福岡県生まれ。九州大学工学部卒業後、株式会社リクルート入社。1995年、INA生命保険株式会社(現・NKSJひまわり生命保険株式会社)入社。初代エグゼクティブライフカウンセラー認定。2003年ファイナンシャル・プランナーとして独立し、現在に至る。

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一家の大黒柱の万一や、家族それぞれの病気やけがでの入院や手術、さらには老後の生活に備えるために生命保険や医療保険、個人年金などの保険商品に加入している人も多いだろう。その一方で、保険料が家計を圧迫するなどの理由で、保険を解約したり、見直しをする人もいる。でも、その前にアナタは「保険」のことをちゃんと理解したうえで、解約や見直しをしようとしているのだろうか? カリスマFPとして知られるFPブレーンコンサルティングの仲和成(なかかずなり)さんに、保険を見直す前に知っておきたい「本当に大切な知識」を伝授してもらおう。

保険の正しい知識のない人が多すぎる!

 突然ですが質問です。30歳の男性が、保険金額1000万円、払い込み期間30年の終身保険に加入したとしよう。

 保険料の払込総額はいくらだろうか?

「保険会社や商品性にもよりますが、おおよそ530万円程度です。ところが、『万一の際に受け取れる金額よりも、払い込む保険料の総額の方が多い』と考える人が多いというのが現実です」(仲さん)

 では、この保険を60歳の満期時に解約すると、解約返戻金はいくらもらえるだろうか?

「これも保険会社や商品性によりますが、おおよそ560万円程度です。生命保険は払込期間中に解約すると元本割れするものの、払い込み期間が終了すれば(=満期が来れば)必ず支払った保険料を上回る金額が戻る商品です。もっというと、解約する時期を70歳にすれば、700万円程度のお金が戻る。つまり、保険は保険料の払い込みを終えると同時に自動的に解約金が増える『自動貯蓄機能』を持った商品です。これを知らない人が多いし、きちんと情報提供する会社もFPもほとんどいないのが実情なのです」(仲さん)

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