お母さんに優しい国はどこ? 1位は「フィンランド」、日本は何位?

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子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、妊産婦死亡の生涯リスクや5歳未満児の死亡率などを総合的に勘案し、176カ国を対象にお母さんにやさしい国をランク付けした「母親指標 (Mother’s Index)」を発表した。

「母親指標」は、妊産婦死亡の生涯リスク、5歳未満児の死亡率、公教育の在籍年数、国民1人当たりの所得、女性議員の割合を総合的に考慮してランキングにしたもの。

1位はフィンランド、2位はスウェーデン、3位はノルウェーと、トップ3は北欧の国々が占めた。以下、4位アイスランド、5位オランダ、6位デンマーク、7位スペインと続く。上位10位のうち、ヨーロッパ・北欧の国が多くを占め、他地域は10位にオーストラリアが1カ国入るだけにとどまった。

最下位はコンゴ民主共和国。5歳未満の子どものうち、1,000人中167人が5歳の誕生日を迎えることなく死亡している。30人に1人の女性が生涯に妊娠又は出産で命を落とし、母子保健システムの整備が課題と言える。また、教育を受けられる期間は生涯でわずか8.7年、国民1人当たりの所得は約190米ドルであるなど、母子ともに厳しい環境であることが分かる。

日本の順位は31位。妊産婦死亡の生涯リスク、5歳未満児の死亡率、公教育の在籍年数、国民1人当たりの所得はトップの国々と大差がなく、保健・栄養、教育、経済面ではお母さんにやさしい国として上位にランクインしている。しかし、女性議員の比率が約1割と低く、これは母親指標で下位にランクインしているアフリカ諸国と同様の割合だという。

今年は、生後1日以内で亡くなる乳幼児の1,000人あたりの数を算出した「出生日リスク指標(Birth Day Risk Index)」も発表した。死亡数が最も多いのはソマリア(18人)。その他、上位14カ国にアフリカの国々が並んでいる。途上国の新生児にとって生後「初日」は最も危険な日とされ、5歳未満の子どもの死亡のうち15%が初日に起きていることが分かる。