できる新社会人は「第2の銀行口座」を持つ!? ネット銀行の賢い活用術(3)

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今年大学を卒業して社会人になったフレッシャーズにとって、初めて給料をもらう喜びは大きなものだろう。親御さんに贈り物をしたり、かねてほしかったものを記念に買ったりする人もいるだろうが、その給料が振り込まれるのは勤務する会社が指定する銀行の口座も多いだろう。本記事では、そのような口座とは別に、「自分で選ぶ銀行口座」を持つことのメリットを、ネット銀行を中心に紹介していきたい。第1回のセブン銀行、第2回のじぶん銀行に続き、今回はソニー銀行を紹介する。

2つ目の口座を持つということで言うと、以前は給与から天引きする形でお金を貯める財形制度を利用している人が多かったが、今は導入している会社が少なくなっているので、自分で貯めるお金はあらかじめ分けなければいけない。お金を貯めるのは難しいことで、家計を管理して余ったお金を貯蓄に回しましょうというのではあまり上手くいかない。貯めたいのであれば、貯める用の口座をもう一つ別に持って、そこにお金が入った時点で一定の金額を分けてしまうというのが1つの良い方法だろう。

つまり、お金が入った時点で振り分けてしまって、このお金は日常的には使わないと決めてしまうのが有効だ。「お金を出し入れする日常使い用の口座とは別に、お金を貯めるための口座がもう一つあった方がいいと思います」(ソニー銀行の河原塚徹氏)。

ソニー銀行のおすすめは、よく引き出す口座は給与振り込み口座で、もう一つの方は基本的には手をつけない口座とすること。もちろん、もう一つの口座も何かあったときにはお金を下ろせる状態にしておくが、基本的には別に管理するといいと提案する。

そうした意味で、ソニー銀行の口座で積み立て定期預金ができるのは、大きなメリットだ。ネット銀行の中で積み立て定期預金ができるのは、ソニー銀行だけという。「月々いくら貯めていく、というのであれば、積み立て定期預金を利用していただいた方がいいと思います」(同)。

ソニー銀行の積み立て定期預金は1,000円から可能。例えば銀行の店舗に行って月々1,000円の積立を申し込むのは面倒かもしれない。だが、ソニー銀行では、ネットで少額から申込みできるようにすることで、利用しやすくしている。

「資産運用」という言葉はよく言われるが、やはりまず貯めないと運用に至らない。資産運用の前段階として、「資産形成」という話が本来あって、まずはお金をある程度貯めなければならないのだ。そこで、ソニー銀行では、一定金額を貯めるためのサービスにも注力している。

そのためにあるユニークなサービスとして、ソニー銀行には、「ほしいもの貯金箱」というツールがある。「ほしいもの貯金箱」は、一つの口座の中に5つまで設定可能な仮想の貯金箱。大事なことはなぜ貯めるのかという目的を持つこと。例えば、夏に旅行に行くためのお金とか、「何のために」「いくらを」貯めるのか、という目的を明確にすることで、貯蓄のモチベーションも高まるのだ。

貯金箱には、それぞれポストペットの見張り番をセットして、名前をつけることもできる。目標金額に向けた達成率が棒グラフで表示されるため、目標に近づいていくのが実感できる。

ネットのサービスは、全員が同じサービスを受けられることで逆に無味乾燥になりかねないため、自分のためのサービスだと意識してもらうことが大切という。その点「ほしいもの貯金箱」はカスタマイズができるため、自分のサービスだと思うことができるというわけだ。実際、このサービスの利用率は高く、若い人ほどよく使う傾向にあるという。

もう一つ大事なことは、見張り番のポストペットが時々応援メールを送ってくること。貯金を継続することは簡単ではないが、ペットからメールが来ることで、当初の目的を思い出すことができる。金融機関の名前でメールが来ると営業メールかなと思って倦厭してしまうが、自分が名前をつけたペットから来るので受け入れやすいという。見張り番が最近泣いているかもしれないなどと思い返すことで貯金のモチベーションが呼び起こされ、これを定期的に繰り返すことによって、貯蓄に成功することが多いという。