戦後初。外国人投資家が1週間で1兆円買い越し !!!
外国人投資家は3月第2週まで18週連続で約5・1兆円も日本株を買い越し。アベノミクス相場を引っ張る大原動力になってきた。その85%は短期売買中心のヘッジファンドといわれ、今後は年金やM&Aファンドなど長期資金流入に期待が持てる。外国人動向を先回りすれば、大儲け間違いなしだ!


86%が海外勢の先物買い
外国人買いはあと5兆円。日経平均3000円上昇

3月第1週に、1週間で1兆円も日本株を買い越した外国人投資家。その巨額マネー流入に便乗することが、アベノミクス相場の勝利の方程式になっている。「昨年末には、外国人が日本株に対する評価を『アンダーウエート(軽視)』から『ニュートラル(中立)』に引き上げるだけで5・5兆円の資金が流入するという証券会社のレポートが相次ぎました。その予想はみごと的中したわけですが、評価が『オーバーウエート(重視)』に上がれば、さらに5兆円の資金が流入してもおかしくない」と語る金融ジャーナリストの岡村友哉さんが注目するのは、日経平均先物のギャップアップ。「ギャップアップとは、株価が前日終値から窓をあけて翌日寄り付くことです。日経平均先物の過去4カ月のギャップアップ上昇幅は3280円。全体相場の上昇幅3820円の実に86%。アベノミクス相場は夜間の外国人買いによってつくられているのです」

対してフィスコのアナリスト・小川佳紀さんが予想する日経平均の目標株価は1万5000円!

「小泉政権時代と同様に外国人が年間約10兆円買い越すとすると、これまでの上昇幅3000円分さらに上昇するはず」と強気だ。



日経平均株価が2003年の安値7603円から2006年の高値1万7563円まで上昇した小泉強気相場では、外国人が総額28.2兆円、年間平均9.4兆円もの買い越し。そこから類推すると、5兆円買い越した外国人の今年の買い余力はあと5兆円。上昇幅から換算すると日経平均はあと約3000円上昇!
※東証の公表資料などにより本誌作成。

5%ルール純投資が激増
ド素人外国人がまず買う日本取引所の株価に注目

「これまでの外国人買いの約85%はヘッジファンドなどの短期筋でした。今後は年金系、ファンド系の長期投資家が日本株買いに走る」と予想する岡村さん。小川さんもまた、「今年に入ってノルウェーの政府年金基金がTOPIX(東証株価指数)コア30の大型輸出株、金融株を買い増し中です。世界中の国富ファンドが大量保有報告書の提出義務がない5%以下の純投資目的で、日本の個別銘柄をひそかに買い進んでいくのが、アベノミクス相場第2幕の牽引役になるはず」と指摘。

そんな外国人の新規参入動向がわかる超重要な指標銘柄が日本取引所グループだ。「日本株のことをまったく知らない外国人投資家は、とりあえず日本の証券取引所の株を買いたがるもの。1月の新規上場以来、2・2倍高した日本取引所グループの勢いが止まらない間は外国人買いも安泰。ニコンやJTといった大型株から学習塾の明光ネットワークジャパンなどまで、最近になって外国人の持ち株比率が急増している銘柄には今後も長期的な上昇が見込めそうです」(岡村さん)



企業業績予想はド快晴!!
“2013年度→3割増益” “2014年度→リーマン前まで”
自動車、電機セクターにサプライズ上方修正が!
鉄鋼、パルプ・紙も円安による競争力アップで大幅増益へ

株式市場には、いよいよ決算発表シーズンが到来。アベノミクス相場の持続には企業業績の躍進が必要不可欠なだけに、外国人投資家も今期増益率の行方に熱い関心を寄せている。そんな中、大和証券投資戦略部がまとめた2013年3月12日付のレポートによると、2013年度の主要上場企業200社(「大和200」)の経常増益率は33%に達する見込み。なんといっても1ドル=90円、1ユーロ=120円といった円安が大きな増益要因だ。実際の為替レートはそれ以上の円安で推移していることもあり、今後は今期増益予想を上方修正する企業が続出しそうだ。上方修正幅の大きな企業としては、自動車や電機セクターが有望。円安で海外企業相手の競争力が向上した鉄鋼やパルプ・紙にもサプライズの増益が見込めそうだ。