出遅れ投資家が多ければ多いほど、将来の株価上昇の余地は大きい!
日本株市場がいよいよおもしろいことになってきた。この上昇相場に、ほとんどの投資家が完全に出遅れている。長期投資家は下げ相場をずっと買い向かってきたから、この戻り相場は「待ってました!」の展開である。株価が跳ね上がるのを、ご機嫌で眺めていられる。まだ株を買っていなくても大丈夫。出遅れ投資家が多いほど将来の株価上昇余地が大きいわけで、大歓迎だ。問題はここからの対応だ。今回はそこに焦点を当ててみよう。


今、日本株市場が熱い。昨年暮れの総選挙前から相場環境が一変した!
日本株市場が今、熱い。昨年暮れの総選挙前あたりから相場環境が一変した。

いつの上昇相場でもそうだが、スルスルと上がってはドサッと売られ、売られては再び上昇に転じるといったパターンを繰り返す。そういった相場の波にもまれていると、方向がわからなくなる。株価が調子よく上がって気分をよくしていると、どこかでドサーンと下がったりする。

どこまで本気で乗ったらよいものか、相当にイライラさせられるものだ。それでも、後になればなるほど下値を切り上げながら上昇軌道がはっきりしてくる。いつの間にか、本格的な上昇相場のチャートがくっきり描かれていることになる。

おもしろいのは、その上昇相場に多くの投資家がイマイチ乗り切れずにいることだ。せいぜい、ドタバタと売買を繰り返すだけ。目先の相場を追いかける投資家は、どうしてもこのパターンにはまってしまう。

株価が目に見えて上がってこないと買えないし、上がれば上がるほど強気になって買い増しをする。そのあげくに、高値つかみをしては投げ売りに追い込まれるの繰り返し。

結果としては、せっかくの上昇相場なのに、正味で乗っかっている時間が意外と短くなってしまう。これが、短期投資家のつらいところである。

中長期投資が主体の外国人投資家は、てんやわんやの大騒ぎ

だが、われわれ長期投資家は、安い間にさっさと買いに入る。したがって、いざ上昇波動が到来しても、その流れに最初から自動的に乗ることができるわけだ。

そして、そろそろ利益確定しようかなと思ったときに、ゆっくりと売り上がっていく。あとで確認してみると、けっこうマイペースで上昇相場に参加していることがわかるはず。もちろん、安く買ってあるからそのまま長期で保有しても問題はない。

ともあれ、日本株市場では目先の短期投資家が圧倒的に多い。ということは、現在進行形の上昇相場にも、「どうしよう、飛び乗るべきか否か」でウロウロしている人たちが、まだまだ多数いるはず。つまり、皆が出遅れているのだ。したがって、これから先がますます楽しみということ。

実は、外国人投資家も出遅れている。昨年末からの戻り相場で、外国人投資家の買い越しが目立っている。といっても、買っているのはヘッジファンドなど瞬発力の強い短期筋が主体となっているだけ。

彼らは、いつもマーケットに密着しているから、上でも下でも相場に動きが出てくるや、即座にポジションを調整してくる。相場の読みなど無視。完全に機械のようなマーケット対応である。

そういった目先の連中は、ここまでの上昇相場に当然のことながら、いち早く乗っている。今や、早くも売りを検討しているかもしれない。

一方、中長期投資を標榜している外国人投資家は、今てんやわんやの大騒ぎだ。

これまで日本株市場は長期低迷し、中国など新興国市場の後塵をずっと拝してきた。そのため、彼らは日本株投資のポジションを大きく引き下げてきたのだ。

日本株相場が目指す方向は上だから、とにかく買っておこう

日本株リサーチのチームを解散したり、運用者をクビにしたところも多い。そこへ突然、日本株投資が息を吹き返してきたから大変である。