東京都の都立高校、生徒1人当たり年間コストは122万5千円--全校でB/S作成へ

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東京都教育委員会はこのほど、「2011年度決算分都立学校バランスシート」を発表した。都立学校バランスシートは、各学校の個別決算額を積み上げた数値と、学校数などにより按分した数値により構成したもの。2011年度の対象は、高等学校190校、付属中学校5校、中等教育学校5校、特別支援学校56校。

それによると、2011年度の高等学校(付属中学校・中等教育含む)1校当たりの総コストは、8億6,659万3,000円で前年度の8億1,672万3,000円より4,987万円(5.8%)増加。内訳は、現金を伴う支出が前年度比3,630万5,000円(4.7%)増の7億8,011万1,000円、現金を伴わない支出が同1,356万5,000円(15.7%)増の8,648万1,000円となった。また、現金を伴う支出のうち、人件費は同612万2,000円(1.01%)増の6億686万1,000円だった。

高等学校生徒1人当たりの年間コストは、122万5,000円で前年度の118万円より4万5,000円(3.7%)増加。コスト比率を見ると、人件費が70.03%(前年度73.55%)に上った。また、総コストのうち、一般財源投入率は91.06%(同90.88%)、収入(入学料等、国庫支出金等)は9.09%(同12.65%)、受益者負担率(保護者等の負担率)は0.21%(同0.19%)となった。

特別支援学校1校当たりの総コストは、13億3,673万9,000円で前年度の13億6,056万4,000円より2,382万5,000円(1.8%)減少。内訳は、現金を伴う支出が前年度比1,530万円増の12億5,437万5,000円、現金を伴わない支出が同3,912万6,000円減の8,236万4,000円となった。また、現金を伴わない支出のうち、人件費は同436万9,000円(0.4%)減の9億8,758万1,000円だった。

特別支援学校生徒1人当たりの年間コストは、698万9,000円で前年度729万2,000円より30万3,000円(4.3%)減少。人件費のコスト比率は73.88%(前年度72.91%)だった。また、総コストのうち、一般財源投入率は89.43%(同89.15%)、収入は11.67%(同14.44%)、受益者負担率は0.013%(同0.008%)となった。

今後は、全都立学校でバランスシートを作成し、学校経営計画および学校経営報告と併せて公表していく予定。都教育委員会は、バランスシートをマネジメントシステムの一環とし、より一層の学校経営改善を図るとしている。