【お金】会社の誰も教えてくれない″自動的にお金が貯まる″仕組み

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■会社の誰も教えてくれないお金が貯まる仕組みがある

4月からの新社会人あるいはまだ20歳代の社員にとって、お金をどうやったら貯められるかは難問のひとつです。「給料日前に余裕があったら貯める」と考えている人が多いのですが、実はこれ、ほぼ100%貯められないパターンです。なぜなら、給料日の一週間前に残高照会して、ぴったり使い切るように自分をコントロールしてしまうからです。当たり前ですね。

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お金が貯まる仕組みは、「意思の力」に頼るとたいていうまくいきません。努力や根性も向いていません。何かうまく「貯まる仕組み」を使うほうがいいのです。

実は多くの会社に用意されている「自動的にお金が貯まる仕組み」があります。しかし、会社の先輩や人事総務部の人はその活用方法をほとんど教えてくれません。今回はそんな仕組みをご紹介します。

■会社の人が教えてくれない理由はパワハラのせい?

1970年代というとかなり大昔ですが、かつては「いい意味でのおせっかい」を焼く先輩がたくさんいました。仕事で失敗している後輩を飲みに連れて行って励ましたうえにご馳走してくれたりとか、営業の帰りに喫茶店でコーヒーをご馳走してくれたうえに営業のノウハウを伝授してくれたりする先輩はどこのオフィスにもいたものです。

しかし、最近では強制的な誘いをする上司はめっきり少なくなりました。パワハラの恐れがあるからです。また、部下にご馳走するほど先輩にも経済的余裕がないため、気前よくお金を出せなくなったこともこうしたお節介が減ってしまった理由のひとつです。

まあ、お節介を焼く上司というのは、悪気がないのにうっとうしいことがありますので、一概にいいとはいえません。上司という権力をかさに部下に嫌な思いをさせるパワハラは禁じられなければなりません。しかし、「いい意味でのお節介」が減ってしまったのならちょっと残念な気がします。

そして、「お金が自動的に貯まる仕組み」を教えてくれなくなったのも残念な変化のひとつです。

photo credit: 401(K) 2013 via photopincc

■財形貯蓄が会社にあるなら始めてみよう

「財形やっておけよ。結婚するときに結婚資金が貯まってて助かるぞ」とか「財形に毎月の給与の1割くらいいれておけ。家を買う頃には頭金ぐらい貯まってるから」というアドバイス、確かにパワハラっぽいといえばパワハラっぽいですが、親切で言ってくれているといえば親切心からのアドバイスでもあります。しかし、2010年代には誰も言わなくなりました。

ここで名前のあがった「財形貯蓄制度」というのが、会社が銀行等と連携して行っている自動的にお金を引き落として積立を行う制度のことです。
「一般財形(使途を問わない)」
「住宅財形(住宅購入費用に使うなら利息非課税)」
「年金財形(老後に年金受け取りするなら利息非課税)」の3つがあります。

財形貯蓄の特徴は、会社で手続きをしておくと、自動的に給与から「先取り」して貯金してくれることです。最初に述べたように「後で貯める」という発想ではなく「先に貯める」ことがお金を貯める王道で、まさにそれを実現するのが財形というわけです。全国で924万件の利用があります(2012年3月末)。

しかしこの財形制度、多くの会社が実施しているのに利用は減少傾向にあります。理由のひとつは「教えてもらえない」「会社がやっていることを知らなかった」から。とてももったいない話です。

社内制度のパンフレットやイントラネットのガイドページがあればチェックしてみてください。人事総務部に知り合いがいれば聞いてみるのもいいでしょう。

財形は取り崩しが必要になったとき解約もできますので、難しく考える必要はありません。まずは手取りの10%くらいを積み立ててみてはどうでしょうか(税制メリットがある住宅財形や年金財形の場合、目的外の解約では非課税分にペナルティが科せられる)。会社によっては少し奨励金を追加してくれるケースもありますよ。

■財形がない場合は、銀行で積立預金を

ところで、「うちの会社には財形がないよ」という人でも自動的に積立をすることはできます。銀行の「積立定期預金」がそれで、給料振り込み日の翌日や翌々日に指定金額を普通預金から引き、定期預金として積み立ててくれます。通帳の中で違うページにお金を移す感覚です。

こちらは銀行窓口が開いている時間に店頭で手続きをするのが基本です。ネットバンキングを契約している人は自宅で申込みができることもあります。しかし最初の手続きだけすれば後は自動的に積立をしてくれます。

こちらも「給料日前日の残額を貯めよう」より確実にお金が貯まります。基本的に手数料は無料、解約も可能なので心配はありません。まずは無理のない金額からスタートしてみるといいでしょう。

財形や積立定期預金をスタートして何年かすると、「気がつけばけっこう貯まっていたな」となると思います。今まで貯まらずに苦労していたのがなんだったのだろう、と思うくらいです。これこそまさに、「自動的にお金が貯まる」です。

ぜひチェックして、「貯められる自分」を見つけてみてください。

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