「頭がよい人」といわれたら、みなさんはどんな人を思い浮かべますか? 記憶力のある人、博識な人、頭の回転が速い人......頭のよさにはいろいろなイメージがあると思います。

 京大卒業後、一流商社に勤務し哲学者になった小川仁志さんは、その経歴を見れば「頭のよい人」と一目瞭然ですが、実は昔は落ちこぼれで、あまり頭がよくはなかったと言います。しかし、そんな小川さんはある"魔法"を身に付けることで「頭のよい人」になることができました。それが「哲学」です。小川さんは「頭のよい人」を「物事の本質をつかめる人」だと言います。今、この議論の中で問題になっているのは何か、相手の言葉の意味をしっかり理解できる人です。そして哲学は物事の本質をつかめる賢さを提供してくれる学問なのです。

 小川さんは著書『7日間で突然頭がよくなる本』の中で、とても分かりやすい言葉で哲学という魔法を私たちにも伝授してくれています。7日間で段階を踏みながら、小川さんが厳選した哲学による思考パターンを紹介し、それを実際に日常の問題や疑問を考えるときに活かしていこうというものです。

 例えば、政治家の中には「人気を取りたい」というだけの理由で大げさなパフォーマンスをする人がいます。普通こういった行為は有権者に煙たがられるわけですが、それでもパフォーマンスをやめない政治家がいるのはなぜでしょうか。答えは簡単、実際にパフォーマンスにつられて投票してしまう人がいるからです。つまり悪いのはパフォーマンスをする政治家だけではなく、それに呼応する有権者でもあると言えるわけですね。

 「頭がよい人は、物事を全体の中でとらえることができる」と小川さん。目の前のことだけに気を取られていては、物事の本質は見えてきません。先の政治家による人気取りパフォーマンスも、それが抱える本当の問題点は政治や投票という全体構造を把握して初めて見えてくることです。このように構造を見抜き、その中で物事を捉えることを哲学では「構造主義」といいます。この構造主義も、頭のよさには欠かせない10の論理パターンのひとつとして本書で紹介されています。

 また、小川さんは最新刊『眠れぬ夜のための哲学』で、哲学が「頭がよくなれる」だけでなく、悩みごとをスッキリ解決してくれる学問であるとも教えてくれています。あなたも哲学という魔法にかかって、日常の問題や悩みを解消できる「頭がよい人」デビューしてみませんか?



『7日間で突然頭がよくなる本』
 著者:小川 仁志
 出版社:PHP研究所
 >>元の記事を見る



■ 関連記事
いま話題の幼児英語教材「ディズニー英語」と「ベネッセ Worldwide Kids」を使ってみた!
ビールは、本当は泡がない方が美味しい?
「また、会いたい」と思わせる人の共通点は「ラストインプレッション」にあった


■配信元
WEB本の雑誌