プチブームの「水ゼリー」、水を固めただけなのにおいしいの?

写真拡大

「水ゼリー」をご存じだろうか。その名の通り、水を固めたゼリーである。何やらちょっとしたブームになっているらしい。”水”がプルプル食感になる点、見た目の涼やかさ、ローカロリーといった要素が人気の要因という。乳脂肪分てんこ盛りのスイーツが大好きな筆者からすれば、「何が楽しくてたかが水にそこまで手を加えないといけないのか」なんて思うのだが、物は試しである。一度つくってみようじゃないの、その水ゼリーとやらを!

水ゼリーの特徴の1つに、見た目の透明感がある。そりゃその通りで、水を固めただけなので無色透明なのは当たり前である。だが、ゼラチンを使うとほんのりと黄色がかった色になってしまう。粉末のゼラチンを見ると確かに黄色っぽい色をしている。これでは無色透明の水ゼリーには仕上がらない。

そこで活躍するのが「アガー」である。アガーとは、海藻の抽出物であるカラギーナンが原材料。製菓材料店に行けば大抵おいてある。今回はこのアガーを使ってかためることにした。

材料(2個分)

水(ミネラルウォーター) 200ml / アガー 10g

つくり方

1.鍋に水とアガーを入れ、軽く混ぜる。これを火にかけ、ダマにならないようにヘラで混ぜながら溶かしていく。アガーが完全に溶けたら火からおろし、粗熱を取っておく。

2.容器に1を注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。

完成した水ゼリーは無色透明。キラキラと光っていて美しい。スプーンですくってみると、面白いくらいにプルプルしている。ゼラチンより弾力が強い。口に含んでみると………。

「むーん」

という感想以外出てこない。確かに食感は非常にプルプル感があって楽しいのだが、当然のことながら味がしない。食感だけではやはり満たされないものがある。食べれば食べるほど、なんだかむなしくなってくる。水ゼリー、一体何がそんなにみんなにとって魅力があるのだろうか。

これでやめてしまうのもしゃくなので、少し風味をつけることにしてみた。春ということで、桜の塩漬けをプラス。さてさて、そのお味は……

材料(2個分)

桜の塩漬け 適量 / 水(ミネラルウォーター) 200ml / アガー 10g / ガムシロップ 適量

つくり方

1.桜の塩漬けは水をはったボウルに入れて5時間以上おき、塩抜きをする。

2.水ゼリーをつくる。鍋に水とアガーを入れ、軽く混ぜる。これを火にかけ、ダマにならないようにヘラで混ぜながら溶かしていく。アガーが完全に溶けたら火からおろし、粗熱を取っておく。

3.容器に1を注ぎ、1の桜を浮かべる。これを冷蔵庫で冷やし固めたら完成。お好みでガムシロップをどうぞ。

完成した桜風味の水ゼリーは、透明感は基本の水ゼリーのままだが、ふわっと桜の香りが漂って一気に高級感がアップ。ガムシロップを少量たらしていただくと、プルプル感と桜の風味で桜餅を食べているような感じだ。これはイケる! 水ゼリーとしては邪道かもしれないが、桜フレーバーが加わるだけでこんなにもリッチなスイーツになるだなんて。これは大いに「アリ」だ。

今回は桜の塩漬けを使ったが、フルーツのスライスでもOK。ローカロリーなので、ダイエット中にもぴったりだ。これからのシーズンにピッタリなスイーツになることだろう。