せっかくのアベノミクス相場だから、株式投資で稼ぎたい! だけど、どの株を買えばいいのかわからない。そんな時に参考にしたいのが、儲かってる株トレーダーの株式投資法だ。今回は、アベノミクス相場で3000万円近く儲けたという、「かぶ1000」氏の話を紹介しよう。メルマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話by NEWSポストセブンVol.17 GW合併号』より一部抜粋する。

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 かぶ1000氏は14歳で株を始めた筋金入りの投資家だ。1987年、ブラックマンデーの直後に初めて売買をし、現在に至るまで得た利益は1億3800万円というから、相当な腕前だ。

 そんなかぶ1000氏の投資スタイルを表すキーワードが、『ネットネット株』。これは本当は優良企業だったり、豊富な資産がある会社なのに、あまり知られていなかったり、なんらかの欠点があって割安な株価のまま放置されている銘柄のことで、それを狙っていくやり方だ。

「会社が持っている現預金や在庫、売掛金など、流動性の高い資産から負債を引いた合計額を時価総額と比べてみる。すると普通は時価総額のほうが大きいんですが、まれに時価総額のほうが小さい銘柄があるんです。それがネットネット株。ネットネット株は安全性が高く、暴落にも強い。何しろ1万円札を割引で買えるようなものですから」

 ネットネット株は、証券会社のスクリーニング機能や、会社四季報のCD-ROM版などを使えば、誰でも探すことができる。初心者はここから始めてみるといいかもしれない。ただし、かぶ1000氏は独自の基準で計算してネットネット株を選り好む。

「僕の場合は証券会社や会社四季報よりもさらに基準を厳しく、保守的な計算をして判断します。計算方法は億超えトレーダー本で詳しく触れているのでここでは省略しますが、簡単にいえば資産の流動性を考慮した計算式で判定するのです」

 そんなかぶ1000氏が注目するネットネット株の一つが小田原機器。路線バスの運賃箱などを作っている小型株で、時価総額は11億円ほどだ。ただし、有価証券と受取手形及び売掛金で合計24億円もの資産がある。かぶ1000氏の言葉を借りれば、「24億円札を11億円で買えるようなもの」だという。