ダコ編集部が入っている建物の敷地内に住み着く、敷地内ですでに3回は出産をした親猫と生後2カ月の子猫。毎夕、ミルクと水、缶詰の魚、ごはんを欠かさず与えているタイ人おばあさんがいる。コーヒー粉を編集部でも試したところ、効果絶大だった。【撮影/『DACO』編集部】

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バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談:お隣りさんのネコの糞害
(前略)バンコク郊外のタウンハウスに住んでいます。2カ月ほど前に隣に新しい人が引っ越してきたのですが、この人は、ネコのブリーダーをしているようで、複数のネコとこの時期に生まれた子ネコがミャーミャーとうるさいのです。
 ネコが我が家の車の下で寝ているくらいは気にならなかったのですが、そのうちに、夜な夜な我が家のベランダで糞をするようになりました。このバカネコ、 我が家のベランダ(砂もないのに)をトイレだと思っているようで、ほぼ、毎日です。何度も注意をしたのですが、なくなりません。
 毎朝、今日は糞がありませんようにと祈りながら、ドアを開ける日々です。なんとか、法的に処理する方法はありませんか? お知恵を、お願いいたします。(毎朝、ネコの糞処理係 係長)


【ブンからの回答】

自治体のペット条例

 係長様。ネコに何度注意をしても無駄だと思います。やはり飼い主に注意しないと......。

 タイの保健省はペットの飼育や動物の繁殖について法令で定めており、さらに都や県、郡、地区などの自治体で法令に反しない範囲で細かく条例を定めています。これに違反すると5000バーツ以下の罰金と明記されています。

 さて、ノンタブリー県庁に電話を試みました。

 どこに住んでいるかを聞かれたのでバンブアトン郡と答えると、郡の役場の電話番号を教えてくれました。そこでわかったことは、

(1)役場まで出向いて専用の書式にタイ語で陳情内容を書き提出する。

(2)陳情から1週間以内に職員が現場を訪れ、(1軒の家で買っていいペットの数に違反しているなど)条例違反が認められる場合、飼い主が注意を受ける。

(3)改善されない場合、条例違反として罰金を徴収される。

以上です。これが法的な処理方法となります。

警察はすぐに出動

 次にタイの警察(191番)に電話して、日本人の友人のケースと断ったうえでアドバイスを求めてみました。

 警察は当事者から電話をもらえばすぐ現場へ行き、迷惑行為をしている人から罰金を徴収するそうです。100バーツぐらいだそうです。「安いですね」と言うと、「社会に与える影響の大きさからすると、そのぐらいが妥当」という回答。しかし場合によっては係長さんも立ち会うことになって、「面が割れる」ので後々危害が及ぶ可能性はあります。

糞害にコーヒー粉

 タイでは昔からネコが糞をするところに酢をまく、胡椒や粉唐辛子を振りかける方法が語られますが特効性はないようです。

 さきほどネットを見たら、大きな効果があったという方法があったので紹介します。

 まず警察の現場検証よろしくネコの糞の周りをマジックでなぞり、それから糞を除去します。次に水や酢でマジックの枠内だけを丁寧に洗います。つまり糞の臭いを枠の外に散らさないようして消し去るのです。次に使用済みのコーヒー粉を枠内に敷きつめます。これを繰り返すことでネコが用を足さなくなったそう。

 どうでしょうか? 毎朝、祈るよりぜひお試しください。

(文・撮影/『DACO』編集部)