晩婚化や経済悪化の影響もあってか、「子どもは一人だけ」という家族は珍しくなくなってきました。それだけに、自分たちの子どもが、男の子なのか、女の子なのかが、とても大きな関心事となっています。なかには、積極的に産み分けを取り組む家族もあるようです。

もし、子どもを一人だけ持てるなら、男の子? それとも、女の子?

世界50か国・地域で行われた、世界価値観調査の第3〜5回分(1994年-2004年)で、日本の結果はこのようになりました(無回答・どちらでもよい・わからないを除く)。

「男の子がいい」......47.4%
「女の子がいい」......52.6%

僅差ではありますが、日本人には女の子を欲しがる傾向があるのかもしれません。女の子が欲しい理由とはどのようなものがあるのでしょうか。

朝比奈あすかさんの新作『憧れの女の子』は、そんな自分の子どもの性別がテーマとなっています。

 「次は女の子を産むわ」と、産み分けに躍起になる妻と、それを傍らで支える旦那。この夫婦にはすでに男の子が2人いるのですが、どうしても奥さんは、3人目、しかも、女の子が欲しいようです。

 「男の子って、理解できないとこあるし、しょせん大きくなったら恋人やお嫁さんに取られてしまう。買い物も旅行も一緒に行けないでしょう? ていうか、一緒に行きたがるようなマザコンに育つのも微妙だしね。でも、女の子なら、人生のほとんどぜんぶを自然に分かち合える。考えてみたらわたしも、母とは、親友でも姉妹でもない、お互いにいいところも悪いところも含めて共有しあってる特別な関係だった。その記憶が今のわたしをささえてるのよ」(表題作より)

 この奥さんの言葉は、女性の素直の気持ちを代弁しているのでしょうか。奥さんは、産み分け外来に行き、女の子を産むための準備を着々とすすめていきます。女の子ならOK、男の子ならOUTにも聞こえかねない妻の考えに、複雑な思いを抱く旦那でしたが......。

 あなたは、男の子と女の子、どちらがほしいですか?



『憧れの女の子』
 著者:朝比奈 あすか
 出版社:双葉社
 >>元の記事を見る



■ 関連記事
「お好み焼き好き」の公言  大阪人はベタすぎて恥ずかしい?
青森・滋賀・大分からも「富士山」を眺めることができる?
震災以降の時代に必要なのは、「小さな建築」?


■配信元
WEB本の雑誌