レアルファンの82%がモウリーニョ監督の退団を予想

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 リーガ・エスパニョーラでは連覇が極めて厳しい状況となり、チャンピオンズリーグでも準決勝で姿を消したレアル・マドリード。今月17日にアトレティコ・マドリードとの間で行われるコパ・デル・レイ決勝が近付くまでは、ジョゼ・モウリーニョ監督の去就が話題の中心になりそうだ。

 チャンピオンズリーグ敗退が決定した準決勝セカンドレグのドルトムント戦後、英国のテレビ局『ITV』とのインタビューでレアル・マドリード退団をほのめかしたモウリーニョ監督は、その後の記者会見でも同様の姿勢を示すと共に、クラブ名こそ挙げなかったものの、噂されているチェルシー行きにまで言及した。

「去就についてはシーズン終了時に話をするつもりだ。来シーズンはここにはいないかもしれない。いずれにしても、人々から熱望される場所、あらゆるエリアで私を求めてくれる場所に身を置きたいというのは間違いない。イングランドでは、私は愛されている。とりわけ、あるクラブではね。ファンもメディアも私のことを好んでおり、正当な扱いをしてくれる。だがスペインでは、私のことを憎んでいる人々がいる。特にこのプレスルームには、そういった輩が多いね。正直言って、去就に関して決断を下すのは難しい。なぜなら、私はレアル・マドリードのクラブのことも会長のことも好きだからだ。しかし、自分に正直でいなければならない」

 この発言を受け、モウリーニョ監督のクラブ残留を信じるレアル・マドリードのファンは一段と減ったようだ。実際、レアル・マドリード寄りの『マルカ』紙が、「モウリーニョ監督は続投すると思うか?」とのアンケートを公式サイトで行ったところ、全体の82パーセントもの票が「No」に向かうなど、多くの人々が退団を予想していることが数字で示される結果となった。