韓国農村振興庁は1日、ホテルの料理長、和食専門のシェフで構成される日韓寿司(すし)専門評価団が、すしには韓国米の品種である「ホプム」と「シンドンジン」の方が、日本の「コシヒカリ」よりも適していると評価したと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、「日本産米よりも韓国産米がすしに適している−農業振興庁」、「韓国産米はすしに適している」などの見出しで伝えた。

 韓国国内で開発された「ホプム」と「シンドンジン」が、すし米として適切と評価された。韓国で活動中の日本人専門家4人を含めた専門評価団は、品種名を隠したまま8種類の米でご飯を炊き、すしを作って試食するという方法で評価した。

 すしの米は、一般的なご飯用よりも粒が大きく、弾力がありつつも粘着性は低い方が良い。また、酢を加え握った際には、米粒が簡単に崩れない品種が良いと説明した。

 評価の結果、「ホプム」と「シンドンジン」は味の適合性部門で、それぞれ5.9点(9点満点)と5.6点となり、「コシヒカリ」の 5.5点より高く評価された。

 米の弾力性と硬さも2品種の方が「コシヒカリ」よりも高く、また、評価団のほとんどがすし用のおすすめ品種に、「コシヒカリ」ではなく「ホプム」と「シンドンジン」を選んだという。(編集担当:李信恵・山口幸治)