バルセロナは1日のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグで、バイエルン・ミュンヘンに0−3と敗れた。ファーストレグで0−4と敗れていたのに続く黒星で、2試合合計で0−7というスコア。DFジェラール・ピケは「相手が大きく上回っているときは、たたえるしかない」と言い訳をせず、バイエルンに賛辞を送った。

FWリオネル・メッシはベンチスタートとなり、最後まで出場しなかった。ピケはメッシ不在について、「レオがいなければ、普段と違うのは当然だ。でも、僕らはいずれにしても信じていた。前半は良いプレーだったと思う。モチベーションという点では、メッシ不在は影響なかった」と話している。

メッシ不在について、ティト・ビラノバ監督は「調子が良いと感じていなかった。だからベンチに座った」と説明。次のように話している。

「彼は土曜のアスレチック・ビルバオ戦でプレーし、元気だった。ネガティブな感覚はなかった。だが、火曜に練習したときには、あまり良い調子ではなかったんだ。チームにとって有益ではないと考えた。爆発的ではないと思ったからだ。ドクターとも話した上で、彼と一緒に決めた。繰り返すが、レオは元気じゃなかったんだ」

だが、部分的にでも出場できなかったのだろうか? ビラノバ監督は「役立つのであれば、チームを助ける用意ができていた。だが、そうじゃなかったんだ」とコメントしている。

サイクルが終わったという声に対し、MFシャビはこうコメントしている。

「このチームには未来がある。僕はそう信じている。今はバイエルンが素晴らしいレベルにあり、僕らは重要な選手たちを欠いていた。相手の方が優れていたし、彼らが決勝に進むのは正しいことだ。僕らはフィジカルの調子が良くなかった。欠場者が多すぎたんだ。(セルヒオ・)ブスケッツ、(エリック・)アビダル、(カルレス・)プジョール、(ハビエル・)マスチェラーノ…みんな重要だ。でも、言い訳にはならない。バイエルンはあらゆる点で上回っていた。精神的にも、肉体的にもね」

ドイツサッカーはスペインサッカーを上回ったのだろうか? シャビはこう反論している。

「2つの準決勝だけでそうやって言うのは、不当だよ。それに、レアル・マドリーは決勝進出まであと一歩だったじゃないか。僕は楽観的なままでいるし、僕らのチームはやり直せると信じている」