ソフトバンクが米スプリントの買収計画を進めている。ここにきてライバル企業も名乗りを上げたが、孫正義社長は7月1日には買収が完了すると見込んでいるという。一方、仮に買収が上手くいかなくてもソフトバンクにとって利益が出る仕組みになっている。稀代の敏腕経営者である孫社長の経営術について、ホリエモンこと堀江貴文氏が語る。メルマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話by NEWSポストセブンVol.17 GW合併号』より一部抜粋する。

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 こんにちわ。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。一部では炎上していると噂の当連載ではありますが、気にせず突っ走りたいと思います。

 さて、すっかりとスマートになった御大ですが、最近「服が似合いすぎて困る」などと語っております。しかしながら、出所当時に履いていた靴は、漫画『北斗の拳』に出てくる敵キャラが履いているような、スタッズのついたトゲトゲシューズでした。国によっては危険物扱いされ、飛行機に乗れないという噂もあるシューズ。そんなものまで似合ってしまうとは、なんというかさすがです(笑)

 さて、気を取り直して今週もニュースをズバッと斬ってもらいましょう。

 ソフトバンクが買収手続きを進めている米携帯電話会社スプリント・ネクステルに、米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワークが買収案を提示しましたね。孫さんは、買収案の条件を甘くしなくてもディッシュによる買収案を撃退できると予想しているそうです。しかし、当初のスプリント買収案が実現しなくても、約40億ドル(約3900億円)の利益が転がり込む見通しだというのです。

「当然対抗bidが出てくることは予想していたわけで、それをちゃんと想定して、買収を断念してもリスクヘッジできる契約をしっかり入れ込んでいた弁護士チームが優秀だったというわけだ」

 さすがは孫さんが見込んだ弁護士チームですね。しかし、万が一スプリントを買収できなかった場合、次の展開をどう考えているのでしょうか? 御大はこう分析しております。

「他国でも同じような展開を考えていると思われ、ソフトバンクの動きから目が離せない。ただソフトバンクが買収してくれた方が定額制モバイルインターネットの価格競争が進行して、ネットサービス業者にとっては良い展開になるとは思う」

 価格競争が生まれるならユーザーにとっても歓迎する展開になるかもしれません。そういう意味では、「頑張れソフトバンク!」という感じでしょうか。