雲の乗り物に乗るコランとクロエ

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邦題「日々の泡/うたかたの日々」として知られ、1950年代に小説家、作詞家、ジャズトランペット奏者、歌手として活躍したボリス・ビアンの代表作「L’Ecume des jours」を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化した「ムード・インディゴ(英題)」が今秋、日本で公開されることがわかった。物語の中心となるカップルをロマン・デュリスとオドレイ・トトゥが演じる。

現在でもカルト的人気を誇り、「20世紀における最も悲痛な恋愛小説」といううたい文句で知られる原作は、コランとクロエというカップルを中心に、3組の男女の恋愛、友情を辛口のユーモアをちりばめながら描く。優雅に暮らす青年コランが美しいクロエと恋に落ち、めでたく結ばれたものの、クロエは肺に睡蓮が咲く病に侵され、次第に死が迫っていく。

「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」など、遊び心あるラブストーリーに定評のあるゴンドリー監督による映画化ということで、ジャズを奏でるとカクテルができ上がるピアノ、雲の乗り物、絶望したネズミなど、ビアンが生みだした奇妙なオブジェの数々もゴンドリーならではの世界観で映像化されている。

映画では、デュリスとトトゥがコランとクロエを、料理人のニコラを「最強のふたり」のオマール・シー、哲学者ジャン=ポール・サルトルをパロディ化したキャラクターとして登場するジャン=ソオル・パルトルを「フェリックスとローラ」のフィリップ・トレトンが演じる。

「ムード・インディゴ(英題)」は2013年秋公開。

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