インテルは以前から右サイドバックの獲得を考えていたが、MFハビエル・サネッティが負傷離脱した今となれば、なおさらだ。

DFジョナタンが最近まずまずのプレーをしていることは事実だ。だが、彼だけでは十分ではなく、DF長友佑都の右サイド起用はいわゆる「応急処置」となるだけに、新たな右サイドバックが進んでいることも事実である。

リストのトップにいるのは、負傷のためにしばらく前から離脱しているが、バルセロナDFマルティン・モントーヤだ。

ここで疑問なのが、GKサミル・ハンダノビッチとの話がバルセロナとの間で持ち上がるだけで、モントーヤ獲得の可能性は出てくるのか、という問題だ。おそらく、ノーよりはイエスだろう。だが、確実ではない。インテルはレンタルでの獲得を求めるかもしれないが、いずれにしても、ヨーロッパリーグ出場権を獲得した方が有益であることは確かだ。

インテルがディナモ・ザグレブに所属する21歳のシメ・ブルサリコを気に入っているのは周知の事実だ。ただ、現時点ではまだ成熟していないと言えるだろう。

そこで、インテルがベレス・サルスフィエルドDFジーノ・ペルッツィへと向かう可能性はある。20歳と若いが、すでに国内では十分な精神力があると見られており、サネッティの後継者ともみなされている選手だ。

インテルは以前からペルッツィを追っている。だが、EUのパスポートがないことが、決定的な動きを見せるのを食いとどめているのが現状だ。それでも、インテルはペルッツィに納得している。4バックの右サイドとしても、中盤5枚の右サイドハーフとしてもプレーできるユーティリティー性もその一因だ。

もちろん、アルゼンチングループがあることも、理想的な環境と言えるだろう。インテルのアルゼンチングループは、FWマウロ・イカルディとMFルベン・ボッタ、DFウーゴ・カンパニャーロの加入でさらに増す予定だ。

最後に挙げる名前は、1月にもインテルがチェックしていたDFマッティア・カッサーニだ。フィオレンティーナから買い取りオプション付きのレンタルでジェノアに在籍中の選手である。