私はグルーミング全般のカウンセリングを個別に行っていますが、中でも多いのは髪の毛の問題。「最近、ボリュームがなくなってきて……」という男性の声をよく耳にします。しかし、そんな彼らに共通なのが髪の本数を気にする余り、つい髪の「質」について忘れがちなこと。加齢とともに、1本ずつが細くなり、それによってボリュームがダウンするということも覚えていて欲しいですね。たとえ髪の毛の本数が変わらなくても、各々の髪が細くなれば、それだけでさみしい結果となってしまいますから。

もうひとつ気にして欲しいのが、髪のツヤ。光が鈍くなると生気がなく、これまた老けた印象になってしまうもの。これもキューティクルに異常があるから。ぜひ、適切なヘアケアをして、髪に栄養が行き渡ることが重要です。太さとツヤを維持した健康な髪の毛は、貴方を若々しく魅せる重要なファクターとなるでしょう。

とはいえ、一般的に髪が短い男性は進行するまで、なかなか気づきにくい現象です。最近はツーブロックが復活してきて、男性もショートスタイル一辺倒ではなくなってきています。ファッションやシーンによってヘアスタイルを変えることは、もはや常識。オンとオフで、適度に切り替えられるアレンジの効くヘアスタイルが好まれています。そうした状況の中、髪をいざ伸ばし始めてみると、自分の思い通りにならないという現実に直面して慌ててしまい、頭皮や髪の老化をようやく意識する男性が何と多いことか!

そこで、髪の悩みについて頭髪のプロであるアンファーに最新研究についてお話しを伺うことに。髪の表面だけではなく、その土壌となる頭皮を気遣う「スカルプケア」をすっかり定着させた実績がある企業です(ちなみにスカルプケアとは、髪だけを洗うのではなく、シャンプーを吟味して、余分な頭皮の古い皮脂をしっかり取りつつ、コンディショナーで保湿も行うこと)。

そんなアンファーが次に提唱しているのが、加齢による髪の「細さ」のケアだと言うのです。さらに一歩、世の薄毛に悩む男性のために踏み込んできた感じですね。あの「スカルプD」を発売しているアンファーは元々、サプリ販売や医療コンサル業などエイジングケアサポートを行ってきた会社で、先日から医薬品の展開も始めました。その中で行ってきた、頭髪専門外来の患者様向けに販売していたシャンプーを8年前に一般発売しました。それから、ずっと改良を続け、今回で9代目となるのだとか。なんだか伝統芸能のような歴史ですね。

各リニューアルは最新の研究によってもたらされたもの。クリニックや医科大学などとの連携により、きちんとしたエビデンスを踏まえているということに私は非常に関心を覚えました。話題のCMなどでともすれば、ライトなイメージのある会社でしたが、今回、取材をするにあたり、そして開発の担当者から伺った最新の研究結果を見るにつけ、その認識が新たになりました。

たとえば独自開発した「アミノウォッシュ+」。これは選択洗浄機能といって、石油由来でないアミノ酸由来の界面活性剤を用いることで、酸化した不要な皮脂は効率よく取り、頭皮のバリア機能に必要な潤い成分を落とさないというもの。すべてのアブラを目の敵にして取りたがる人がいますが、それでは乾燥を招いてしまい、かえってトラブルの元になってしまうんです。

また、髪が細くてボリューム不足な人にうれしいのが、「浸透アミノペプチド」。これが毛髪内部に浸透して水分を抱えて残ってくれます。さらに「高密着セラミドポリマー」の働きで、髪の表面にネットのような皮膜を形成して、キューティクルを厚くしてくれます。これらが複合的に働くことにより、髪の1本1本がみずみずしく、太くなるのだとか。髪の「細さ」にアプローチするのは今後のヘアケアの重要な項目になっていくことでしょう。

もちろん、加齢による男性ホルモンのバランスの崩れやストレス、環境変化などに様々な因子によって頭皮と髪の状態は左右されます。しかし、やはり日々のケアこそ重要な役割を担っていると、私は思っています。毎日、意識して続けるからこそ、その効力は計り知れないほど重要なのだ、と。さあ、貴方も新時代のヘアケアを始めてみませんか?