”ゆとり世代”の今年の新入社員、「出世意欲」は満々--だが残業には消極的

写真拡大

三菱UFJリサーチ&コンサルティングはこのほど、「2013年度 新入社員意識調査アンケート」の結果を発表した。同調査は、2013年3月〜4月の期間に実施した新入社員向けセミナーの受講者を対象に行われ、1,252人から有効回答を得た。

今年度の新入社員の多くは、学習指導要領により、学習時間と内容が減少した”ゆとり教育”を受けた”ゆとり世代”に当たる。そこで、”ゆとり世代”呼ばれることについてどう思うかと尋ねたところ、「どちらかといえばマイナスのイメージ」と考えている人が半数以上の56.7%を占めた。一方、「どちらでもない」は39.1%、「どちらかといえばプラスのイメージ」は4.3%にとどまった。

就職活動については、「大変だった」が41.3%、「とても大変だった」が22.9%となり、合わせて64.2%が「大変だった」と感じたことがわかった。それに対して、「どちらでもなかった」は23.3%、「楽だった」は8.3%、「とても楽だった」は4.2%だった。

社会人としての自分に自信がある能力を聞くと、トップは「協調性」で34.6%、次が「忍耐力」で26.6%。反対に、欠けているものとしては「創造力」の32.2%と「積極性」の31.2%が多くなっていた。

「出世したい」「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」のうち、どちらの考えに近いか選んでもらったところ、49.8%が「出世したい」と回答。この数値は2004年の設問開始以降で最も多く、「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」の50.2%に拮抗する結果となった。

男女別に見た場合、男性では「出世したい」が60.4%と6割に達したのに対し、女性では「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」が70.4%と「出世したい」の29.6%を大幅に上回った。また、地域別に見ると、大阪では「出世したい」の割合が51.6%と東京や名古屋より高く、唯一「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」を超えていた。

どの役職まで出世したいのか質問すると、「役職にはこだわらない」が44.5%で最も多かったものの、具体的な役職の中では「役員」が最多で21.4%。次いで、「社長」が14.6%、「部長」が14.5%、「課長」が5.0%となった。

給料に対する考え方を聞くと、80.7%が「やったらやっただけ給料をあげて欲しい」と回答。また、会社に望むことについても、「給料が増える」が12.7%と前年より2.5ポイント増加した。しかし、「残業が多くても給料が増えるのだからよい」と答えた人は半数以下の45.8%にとどまり、2004年の設問開始以降で過去最低を記録した。

このほか、理想の上司を戦国武将に例えてもらったところ、トップは”部下の力を引き出し、チーム力を高めていく”「武田信玄」で37.2%となった。