ホームレスの実態調査、最も多い都道府県は大阪府--起居場所は「河川」最多

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厚生労働省はこのほど、ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)の結果を発表した。同調査は、2013年1月、全国の市区町村による巡回での目視調査にて行われたもの。なお、福島県の9町村(広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)については震災の影響で実施していない。

それによると、今年1月時点に確認されたホームレスの人数は8,265人で、前年より1,311人(13.7%)減少したことが判明。男女別に見た場合、男性が7,671人(前年8,923人)、女性が254人(同304人)、不明(目視による調査のため防寒具を着込んだ状態などにより性別が確認できない人)が340人(同339人)となった。

各都道府県の状況を見ると、島根県を除く46都道府県でホームレスを確認。このうち、最も多かったのは大阪府の2,094人(前年2,417人)。次いで、東京都の2,006人(同2,368人)、神奈川県の1,395人(同1,509人)、愛知県の439人(同518人)、福岡県の354人(同423人)、埼玉県の340人(同427人)、千葉県の316人(同355人)となった。

ホームレスが確認された自治体は、全1,742市区町村のうち385市区町村で、前年の424市区町村より39市区町村(9.2%)減少した。

東京都23区および政令指定都市のホームレスは6,089人で、前年より860人(12.4%)減ったものの、全体の約7割を占めていることがわかった。また、各市区別の減少数を調べたところ、減少数トップは東京都23区で347人減、以下、大阪市の270人減、名古屋市の42人減と続いた。

中核市のホームレスは前年比111人(17.0%)減の542人で、全国の6.6%に相当する。各市別の減少数については、尼崎市が最も多く23人減、次いで、久留米市の22人減、宇都宮市の11人減となった。

ホームレスが確認された場所(起居場所)を見ると、「河川」が2,569人(31.1%)で最多。以下、「都市公園」が2,086人(25.2%)、「その他施設」が1,835人(22.2%)、「道路」が1,417人(17.1%)、「駅舎」が358人(4.3%)と続き、各場所の割合は前年とほぼ同様だった。