無敵すぎるサラリーマンと、その美人すぎる娘を密着撮影
銃を持っているので誤解されがちだが、写真の男性は正真正銘の会社員だ。
東洋インキ株式会社に長年勤めている。


とてもダンディな黒田さんだが、休日はゴロゴロとテレビを見るのが大好きなお父さんだ。


黒田さんはそもそも、
東洋インキが開発したiOSアプリ「TUBUCOLOR(ツブカラ)」の広告をlivedoorニュースに掲載しにやって来た。


実際に行った「ツブカラ」の広告企画は、こちらで見られるが、ちょうどその頃、映画『96時間/リベンジ』のプロモーションも担当していたlivedoorニュースの広告プロデューサーは、この映画の主人公に似たサラリーマンを探していた。そう、黒田さんだ。

この映画は、イスタンブールを舞台に、誘拐された最愛の家族のために命を懸け、あらゆる障害を破壊して暴走する「無敵の父親」が主人公だ。「96時間」とは、誘拐された人質が殺されるまでのタイムリミットだ。


5月2日にブルーレイ&DVDが発売・レンタル開始されるこの映画。面白いのは、普通の生活をしていた中年男が、娘の誘拐を機に、犯人を冷酷非情な手段で追い詰めるその激変ぶりだ。



そこでこの映画のように、普通の生活をしている会社員を、どれほど激変して撮影できるか挑戦してみた。
また、この物語の鍵となる娘も、映画と同じ格好で再現してみた。


モデルは、アイドルの神谷えりなさんだ。
黒田さんは会社にとって大切なお客様だ。本来は秒速で断られて当然のこの願いを、黒田さんは、東洋インキのアプリ「ツブカラ」を告知してくれるならと承諾してくれた。

ツブカラ」は、身の回りのモノの色をピックアップし、それらを組み合わせてコメントをつけ、つぶやくことができる。こうしてスムーズに黒田さんとの取引は済んだ。

まずはウォーミングアップに、普段の黒田さんをカッコよく撮影したみた。

撮影したのは、おじさんの撮影を専門とするカメラマン、安藤昌教さんだ。彼は『ニフティ・デイリーポータル Z』で、「おっさんのかっこよさを説明しよう」という記事まで書いている。その情熱がどこから来るのか理解できないが、たしかにカッコいい。




さて、ここからは黒田さんに映画と同じ服装に着替えてもらい、映画のシーンを再現する。
ここからは女性も登場するので、カメラマンも、おじさんの撮影専門ではないノーマルなカメラマン、栗原論さんに交代だ。

物語は、前作『96時間』で、主人公のブライアンに息子を殺された犯人が、復讐を企てることから始まる。ブライアンとその妻は捕まってしまうが、誘拐される直前にブライアンは娘に素早く電話し、逃げろと伝える。写真はそのシーンだ。