中学、高校と6年間学んでも、使える英語が身につきにくい日本という国。一昨年から小学校5、6年生での英語必修化が始まり、英語学習の低年齢化が確実に進んでいるようだ。

 「子どもに英語で苦労をさせたくない」という親心から、幼児期からの英語学習を検討している家庭も多いだろうが、どんな教材を選べばいいのか難しいところ。そこで、人気の教材、「ディズニーの英語システム」(ワールド・ファミリー)と「Worldwide Kids」(ベネッセ)を実際に使ってみた。さあ、両者の違いは?

 子どもたちがいちばん初めに手に取る教材として、ディズニー英語のほうは、「プレイ・アロング」を、ベネッセのほうは「Stage0」を試してみた。

 まずは、ディズニー英語の「プレイ・アロング」。パッケージにミッキーマウスやミニーマウスが見当たらない。さらにDVDを見ても登場せず...。ホームページをよく読んでみると、「『プレイ・アロング』はワールド・ファミリーのオリジナル・キャラクターを使用した『ディズニーの英語システム』の関連教材です」との但し書きがあり、のっけからガッカリ。

 DVDを見てみると、ウサギとカエルのメインキャラもレトロで、動きが静止画っぽい。実写場面に登場する母と子も少し前の時代に収録されたもののよう。38年の歴史ある"老舗"幼児教材なので、これも伝統のうちと認識すべきか。

 CD教材は3枚組で、全部で34曲が収められていて、毎日流しっぱなしで聞かせていたら、自然に歌を覚えそうだ。ほかにパペットや動物の形をしたぬいぐるみなど、おもちゃが16種付属されている。これらの遊び方も、DVDや本に書いてあるので、それに従えばOK。

 ここで入門編を学んだあとは、「シング・アロング」という歌中心のプログラムに移るのが一般的。歌をくりかえし聴いて楽しみながら、聴く力を養い、文法や構文も自然に身につけることを目的としている。その後のシリーズも豊富。高額にはなるが、通常小学生の間はずっと学べるような教材ラインナップになっている。

「Worldwide Kids」のほうはどうだろう。0歳児から使える「Stage0」というシリーズは、今年4月に誕生したばかり。ディズニーのほうが、原色づかいなのに対して、こちらは、優しい色づかいで、デザインも洗練されている。メインキャラクターは猫のMimi。

 Stage0の教材は、CD、DVD、絵本、おもちゃ。CDは4枚ついていて、「Daily Songs」「Rhythm」「Touch」「Picture Books」とテーマ別に分かれているところが、ディズニーと違うところ。「Worldwide」のCDを聞いてしまうと、ディズニーのCDにまで"レトロ"を感じてしまう。「Daily Songs」の冒頭はこじゃれたカフェでかけていても違和感がないような感じで、おしゃれな雰囲気。「Picture Book」は、絵本と連動していて、読み聞かせ風のタイトルが入っているのも特徴的だ。

 ディズニーにはなかった絵本がたくさんついているのも特筆すべきところ。しかけ絵本やボタンを押すと音が出る電子絵本も。こちらは音を録音再生することもできる。わざわざパソコンやDVDプレーヤーを使うことなく遊べるから、外出にも持っていける絵本って意外と便利そうだ。そのほか、カラフルな音の出る木製ブロックはドイツ製でセンスのよさが光る。これは、後発の有利なところかもしれない。今の時代のママたちの好みがわかっている気がする。こんな教材があったら、自分も英語をもっと好きになっていたのに...と思う親が続出しそうだ。

 ひとくちに幼児の英語教材と言っても、やはり違いはいろいろあった。小さい頃の英語学習は大人がどんなふうに取り組むかも重要だから、保護者が飽きずに長く使えると思ったものを購入したほうがよいだろう。グローバル教育の第一歩は、早めに楽しく踏み出すのが吉。さっそくサンプルや資料請求をして、自分の目で確認していちばん気にいったものを選択してほしい。


【関連リンク】
幼児向け英語教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」
http://www.benesse.co.jp/wk/years/0years.html

幼児の英語教材を徹底比較! 「ディズニー英語」と「ベネッセ Worldwide Kids」はどっちが使える?(夕刊ガジェット通信)
http://get.nifty.com/cs/catalog/get_topics/catalog_130417006493_1.htm

半年で英語修得の驚愕メソッドから考えるディズニーやベネッセに代表される幼児の英語教育・教材
http://matome.naver.jp/odai/2136610588578804201



『赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)』
 著者:庄司 薫
 出版社:中央公論新社
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