26日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、サッカー・アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の中国人選手の退場処分をめぐり、中国のネットで日本バッシングが広がっていると報じた。写真は3月29日、サッカー中国スーパーリーグ、北京国安対広州恒大。

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2013年4月26日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、サッカー・アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の中国人選手の退場処分をめぐり、中国のネットで日本バッシングが広がっていると報じた。

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24日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグF組第5節、浦和レッズ対広州恒大の試合が行われた。決勝トーナメント進出に向け後がなくなった浦和は3対2で勝利。最終節に望みをつないだ。敗北したとはいえグループリーグ突破が決まった広州恒大だが、マルチェロ・リッピ監督、張琳芃(ジャン・リンパン)選手が退場。後味の悪い一戦となった。

問題は後半ロスタイムの張選手の退場だ。山田暢久選手に猛烈な体当たりをかました後、倒れた山田選手をのぞき込んで唾を吐きかけるようなしぐさを見せた。悪質な行為のため複数試合の出場停止処分が科されることが有力視されている。

その張選手だが、25日にマイクロブログで次のように発言している。「髪の毛をつかんだまま投げ飛ばされた!レッドカードをもらう必要はなかったと多くの人が考えているのは知っている。確かに私には成熟、冷静さが足りなかった。しかし小日本を相手に私は我慢を続け、最後に我慢できなくなって爆発したのだ!この場において、ファン、監督、チームメートに謝罪したい。」

謝罪したいと言いつつもあまり反省がうかがえない書き込み。しかも「小日本」という蔑視発言というおまけ付きだ。だが、中国メディア、ネットユーザーの間には、髪の毛をつかんだ山田選手が悪いと張選手を支持する声が広がっている。広州恒大の公式マイクロブログ・アカウントも「卑劣な行為」と山田選手を批判した。

低迷が続く中国サッカーにおいて、広州恒大の躍進は久々の明るい話題。南米MVPコンカ選手、香川真司選手のドルトムント時代の同僚バリオス選手、そして世界的名将マルチェロ・リッピ監督などのビッグネームをそろえ、中国スーパーリーグを連覇。昨年はACLベスト8を達成している。

今年はアジア制覇に期待がかかるが、審判の判定に腹を立て感情的になる、無駄なファウルを重ねて主力選手の出場停止がかさむという「中国サッカーの伝統」を繰り返しているようでは、実現は難しそうだ。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。