<つるやオープン 2日目◇26日◇山の原ゴルフクラブ山の原コース(6,793ヤード・パー71)>
 初日エージシュートとなる“62”を叩き出し、04年以来の首位スタートを決めた66歳の尾崎将司。この偉業達成を受けて、この日は早朝スタートにもかかわらず多くのファンが尾崎のプレーを見守った。内容は4バーディ・5ボギーの“72”と1つスコアを落とし、4ホールを残してサスペンデッドとなった松山英樹らに並ばれるもトータル8アンダーで暫定ながら首位をキープ。2011年ブリヂストンオープン以来28試合ぶりとなる予選通過を確実なものとした。
第2ラウンドスタート前にジャンボ尾崎に花束贈呈、大ギャラリーが祝福
 冷たい風が吹く難しいコンディションに同組の尾崎直道らが上着を着用する中、燃える66歳は最後まで半そででプレーした。「風の中のゴルフはまだ自信満々ではない」と苦しんだものの、大崩れすることなくホールアウト。上がり8、9番のボギーには「8番はフォローを意識してインパクトが緩んだ。ボギーボギーは残念だね」と悔しさを隠さなかったが、最高の位置をキープ。「優勝争いすることが大事なこと。優勝を争わない位置でやっても面白くないだろ」と2002年全日空オープン以来の優勝を見据えてニヤリと笑った。
 近年は持病の腰痛に苦しみ、優勝争いどころか昨年は出場22試合すべてで予選落ちという屈辱を味わった。それだけに「普通にやればいいゴルフができるけど、自分でブレーキをかけてしまう。昨日のスコアで今日予選落ちしたらどうしようかとか…そういうことも頭をスーッと横切ったりもする」と苦しい本音も吐露。初日は「ベッドの上で泣いてるんだよ(笑)」と茶化していたが、長く続いた不調はツアー94勝を誇る巨人の心を確実に蝕んでいた。
 それでも、「どうしても、上手くいかなかったことを思い描いてしまうけど、それを頭の中から拭い去って真っすぐにやることをやる」と歯を食いしばり、気持ちを奮い立たせた。プレーの合間には簡易型の椅子に腰掛け、歩く際はクラブを腰に当てるなど体は全盛期のようには動かないが、気持ちは最後までジャンボ尾崎らしく前を向き続けた。
 優勝となれば自身の持つツアー最年長優勝記録(55歳241日)を大幅に更新。初日のエージシュートもかすむ大偉業だ。週末はマスコミ、ファンから大きな注目を集めることとなるが、「プロは活字にならなければ何の意味もないからね」とジャンボフィーバーは大歓迎。「良いプレーをすればお客さんはたくさん来てくれる。待っているんだから。たくさんのファンの中でガッツポーズできればいいね」。歓喜のコブラを大観衆の中で炸裂させる。

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