10周年森美術館で「LOVE展」草間彌生の新作など約200点を公開

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 六本木ヒルズと森美術館の10周年記念展「LOVE展:アートにみる愛のかたち」が4月25日、開催に先駆けて初公開された。アートを通じて「愛」の多様性を探る同展は、2003年の開館時に開いた「ハピネス:アートにみる幸福への鍵」に続く普遍的なテーマとして芸術家に多彩なインスピレーションを与え続けている「愛」に注目。会場では今回の目玉の一つという愛を永遠のテーマに掲げる草間彌生の新作インスタレーションをはじめ、ロバート・インディアナや初音ミクなど約70組の作家による作品約200点が公開された。

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 アートを通じて「愛」の多様性を探る「LOVE展:アートにみる愛のかたち」のエントランスにはバーバラ・クルーガーによる「恋とは落ちてしまうもの」というメッセージが展示され、会場は「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで構成。現代アーティストの作品のみで構成する「愛ってなに?」にはジェフ・クーンズによる高さ3.5mのハート型ステンレス製彫刻や、デミアン・ハーストが愛に内包される死を表現したという実物の蝶が貼られたハート型カンヴァスなど、「愛」を象徴する記号や言葉にスポットを当てる作品を展示。また、恋人達を取り巻く環境について考える「恋するふたり」と喪失感や執着を表す「愛を失うとき」には、「愛」の対照的な感情を表現する作品が並ぶ。

 多様な愛と未来について探る「広がる愛」に登場する草間彌生の新作「愛が呼んでいる」は、万華鏡のような鏡張りの異空間に水玉で覆われた突起物を並べたインスタレーション。床や天井から伸びる突起物はゆっくりと色が変化し、草間彌生による愛について書かれた詩「落雷の居城に住みて」が流れる。

 25日に行われたプレスプレビューで、森美術館館長の南條史生氏は「今、私たちにとって愛は重要なカギ。今回の展覧会を通じて、愛の多様性を知るきっかけになってもらえれば」とコメント。期間中にはアーティストによるリレートークやシンポジウム、ワークショップなど多数のイベントを開催予定で、関連企画として初音ミクの限定カフェ「miku café」が東京シティビューに出現する。「LOVE展:アートにみる愛のかたち」の会期は4月26日から9月1日まで。


■六本木ヒルズ森美術館で「LOVE展」シャガールから草間彌生、初音ミクまで
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-01-09/love-moriart/

■LOVE展 : アートにみる愛のかたち
 会場:森美術館 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53 階
 会期::2013年4月26日(金)〜9月1日(日)
 開館時間:10:00 –22:00|火 10:00 –17:00
 ※いずれも入館は閉館時間の 30分前まで。会期中無休
 入館料:一般 1,500円、学生( 高校・大学生 )1,000円、子供(4歳−中学生 )500円 ※消費税込
 本展チケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
 主催: 森美術館
 企画: 南條史生( 森美術館館長 )、森美術館学芸部
 問い合わせ:Tel 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 http://www.mori.art.museum/