『Before Midnight』でもジェシー役と脚本を手がけたイーサン・ホーク/写真:JUNKO

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日本でも話題となったヒット作『恋人までの距離』(95)から18年。イーサン・ホークとジュリー・デルピーが、シリーズ第3弾『Before Midnight』(全米5月24日公開)をひっさげ、第12回トライベッカ映画祭のレッドカーペットを歩いた。

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18年前に異国の地ウィーンで出会って恋に落ちたイーサン演じるジェシーと、ジュリー扮するセリーヌが、9年後にパリで再会した『ビフォア・サンセット』(04)は、イーサンとジュリーも脚本を手がけ、第77回アカデミー脚色賞ノミネートの人気作となった。

同作では、ジェシーは妻子持ちの作家、ジュリーは恋愛がうまくいかないキャリアガールという設定だったが、その先を望むファンの声に応えて完成した『Before Midnight』では、ふたりは夫婦であり、ふたりの娘の子供の両親になるという設定だ。

ギリシャで過ごしたふたりの関係は、いったいどうなっていくのか。今作でも脚本を手がけたリチャード・リンクレーター監督、イーサン、ジュリーが、またもやウィットに富んだ会話で見るものを楽しませながら、円満に見える普通の夫婦の関係に潜むリアルな現実を突きつける。

『ビフォア・サンセット』が公開された年に、ふたりの子供を授かったユマ・サーマンと6年間の結婚生活にピリオドを打ったイーサンは、その後、子供の子守をしていた女性と再婚しているが、「人間は変わっていくものだし、それによって夫婦の関係も変わっていくと思う」と、とても実感のこもったコメントをしており、実生活が脚本や演技にも生かされてる感が何ともリアルで面白い。

ベルリン国際映画祭、サンダンス映画祭でも大絶賛された同作の日本公開は2014年に決定している。シリーズ第1、2弾を未見の人は、最終章となる『Before Midnight』公開前に、是非おさらいしておくことをお勧めしたい。【NY在住/JUNKO】